葬様へ
一周年フリリク/その時は一生のもの続/裏
その時は一瞬のもの
今まで誰にもしたことの無い慎重な手つきでアレルヤの服を脱がしていく。胸が露わになり、豊満で形のよいそれに息をのむ。
「ハレルヤも……」
ハレルヤのシャツを力なく引き、不安の入り交じった声で言うアレルヤにハレルヤは従う。
一度体を離してシャツを脱ぎ捨てる。現れた逞しい体に、アレルヤは思わず見惚れてしまった。
「ひぁッ」
見惚れるアレルヤをからかうこともせず、ハレルヤはアレルヤの乳房に噛みついた。
「ひぁ……ッぁん」
甘噛みをし、吸い付いては赤い跡を残していく。
ピンク色の乳首が赤く熟れ、ぷっくりと主張するそれをつまみ上げると、甲高い声とともにアレルヤの体がビクリと跳ねた。
「アァッ……ハレルヤッ」
「アレルヤ……ッ」
何度も名前を呼びながらアレルヤにキスを送る。ハレルヤの大きな手は胸に張り付いたままで、アレルヤの声が上がり続ける。
柔らかな体のラインに沿って片手をスルスルと滑らせ、下腹部へと手を伸ばす。
「やッ」
とっさに足を閉じようとするがハレルヤの体に阻まれそれは叶わなかった。
「濡れてる……」
そう呟いたハレルヤの声には安堵が含まれていたが、アレルヤはその差違に気付かなかった。
アレルヤは更に赤くなった顔を隠すように手を口元に添える。
ハレルヤがクチュクチュと形を確かめるように指を動かしながら、アレルヤの頬を優しく撫でた。
「ひ、ぁ……アァッ」
つぷりとアレルヤの中にハレルヤの指が入り込んだ。解すように動かした後、指を二本、三本と増やし早急に広げていく。
痛みと未知の感覚に恐怖しながらも、アレルヤの中は確かに潤いを増し、悲鳴は喘ぎへと変わっている。
ハレルヤが指を引き抜き体をすこし起こした。ジッパーを下ろしズボンと下着を脱ぐ。
今にも達しそうな程張り詰めたものを見て、自分の余裕のなさに苦笑が漏れた。
「アレルヤ……まだ、痛いだろうけど……」
「ッハレ、ルヤ」
眼を泳がせるハレルヤの首に手を回し、自分からキスをした。唇を離してハレルヤと目を合わせる。
「ハレルヤ……」
「アレルヤ」
促すアレルヤにハレルヤはもう一度キスをし、アレルヤの腰を持ち上げた。
「……いくぞ」
「ぁ、ひぁ、あ! あ、あああッ!!」
「ッ……きっつ……」
拒むように締め付ける中へすべて埋め込み、息を整える間もなくハレルヤは激しくアレルヤを揺さぶり始めた。
「あ、やっ、やぁ! あ、あぁぁ、ああ!! ああああんッ!!」
「アレルヤッ」
「あぁ、はッ、はれ、は、あ、あ……ッああああああ!!」
「ッ……く、」
アレルヤの強い締め付けに、ハレルヤは急いで己のものを抜き、アレルヤの腹部を白く濡らした。
意識を飛ばしたアレルヤを抱きハレルヤは息を整える。すこし整った後に体を離すと、互いの情事の跡が残る体が目に入った。
もう一度とは思うが、意識のないアレルヤをわざわざ起こすのも忍びない。それにそんなことをすれば、二度と抱かせてもらえないかも知れない。
後始末もしなければ。だが、もうすこし。そんなことを考えながら、アレルヤの熱い体を抱きしめ、ハレルヤは目を瞑った。
END
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