早く戻ってください



「テツヤ結婚しよう」


(.....どうしてこうなったんだろう)


そう思いつつ僕は空を仰いだ...........



目の前で
僕の手を握り真剣な目でこちらをじぃっと見つめてくる彼は
どうみても男でその上僕達(キセキの世代)の王様的存在であり、文武両道・才色兼備そんな言葉の似合う彼.....赤司征十郎君がこんな事を言うなんて....


冷静にそんな事を考えつつ僕は彼に目を向け口を開いた....

「お断りします」


「テツ「ふざけないで下さいまず順序ってものを考えて下さい、それに僕達は男同s「大丈夫だよ!!僕はテツヤを愛してる!!テツヤラブ!!ってことだから男同士なんて関係ないし順序なんていらないんだよ!
それに....ツンデレなテツヤも可愛いね☆」


僕が真顔で淡々と常識について論していたら
僕の言葉を遮り赤司君が某池袋の情報屋みたいなセリフを叫びやがって僕は目を丸めた


(意味が分かりません!)


そのまま赤司君が僕のことを抱きしめようとしてくるので
全力で腕を突っ張っり"やめてください"と拒絶する

彼はそんな僕の姿を見てクスクスと笑い始めた

「ほーんと、テツヤはツンデレだねぇ、中学時代もそうだったよね。みんなの前では目も合わせてくれないのに二人きりになると甘い声を出しながら『赤司君』って首を傾げるとかさぁ、もぅテツヤ天使!!まぢ天使!!
とにかくテツヤ結婚しよう!!もぅ式場は整えてある!」
「は?....ぇ?」

友人の知られざる本音を知り
その上理解不能な事を言う彼に
呆然としてしまい突っ張っていた腕の力が抜けてしまう
彼はそれをチャンスと見たのか、そのまま僕を胸の中に引き寄せそのまま姫抱きにした


「ちょっやめてください!!」
「さぁ行こう僕らの幸せのために!!」

彼はそう言い笑った、
その顔は......




とにかく早く戻ってください
(いつもと違って気持ち悪いです)
(早くいつもの君に戻ってください)
(だから、そんな変な彼の笑顔が)
(かっこいいなんて思ったのは間違えです)






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はふ様より頂きました赤黒作文です!
相互記念!ありがとうございます!







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