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Jリーグが到着し、いよいよサッカー教室が始まった。
小学三年生から六年生の児童が所属する町のサッカーチームの一組が遠藤保仁と今野泰幸が、もう一組を楢崎正剛と中村憲剛が担当し、それぞれパス練習を始めた。


「遠藤に今野!」
「楢崎選手に······中村選手······」
「みんな本物ですよ!」


隣のサッカーコートにいた歩美、元太、光彦はJリーガーを目の前にして興奮しっぱなしだった。


「そろそろコッチも始めようか」


声がして振り返ると、東京スピリッツの赤木英雄がボールを持ってやってきた。
小学一年生のコナンたち六人を担当するのは赤木で、小学二年生のグループを担当するのがビッグ大阪の比護隆佑だった。


「「「ハーイッ!」」」


歩美たちは元気よく返事をして、赤木を中心にコナン、花恋、灰原、元太、歩美、光彦の順番で時計回りに広がった。


「それじゃあ行くよ。誰にパスを出すかわからないからボールから目を離さないようにね」


赤木はそう言うと、足の内側でボールを蹴ってコナンにパスした。
コナンも足の内側ですばやく蹴り返す。
ボールは正確に赤木の足元へ転がった。


「オッ、うまいね」


コナンのインサイドキックに感心した赤木は、花恋にパスした。
花恋もコナン同様、足の内側ですばやく蹴り返す。
ボールは正確に赤木の足元へ転がった。


「君もなかなかやるね」


花恋のインサイドキックに感心した赤木は、灰原にパスした。
しかし、灰原は隣の小二グループの方を見ていて赤木のパスに気づかず、頭にボールが当たった。


「キャッ!」


灰原が驚くのを見てコナンと花恋はハハハッと笑う。


『比護さんに見とれてるからだよ』
「うるさいわね!」


図星を突かれた灰原はボールをつま先で蹴り返した。


「ボールから目を離さないで」


赤木は飛んできたボールを胸でトラップし、今度は元太にパスした。


「オッシャー!」


元太が右足を大きく後ろに振り上げ、つま先で力任せにボールを蹴ったが、ボールは高く上がり、赤木の頭上を越えていく。


「ああっ!またふかしちまった!」


赤木はすばやく振り返ってダッシュすると、足を延ばしてボールをトラップした。
そしてクルリと体の向きを変え、足元にボールを落とす。


「元気がいいな!」
「すご〜いっ!!」


歩美が感動していると、赤木は歩美にパスを出した。
歩美がグッと身構え、足を後ろに振り上げずにつま先で蹴り返す。
すると、ボールは赤木のかなり手前に落ちた。


「あれっ?」
「オーライ!」


赤木はボールに走り寄り、光彦にパスした。


「任せてください!」


光彦が足を後ろに振り上げ、つま先で蹴ろうとした。
しかし、空振りしてずっこける。


「しょーがねえな」


コナンはボールに走り寄り、光彦の代わりにボールを赤木にパスした。


「オッケー。みんな集まって」


コナンたちが赤木の前に一列に並ぶと、赤木はボールを手に取った。


「まず、パスは基本的にインサイドキック。つま先でなく、足の内側に当てて蹴ろうね」


そう言うと手を足に見立ててボールの横に当て、「で······」と灰原の方を見た。


「君はセンスはいいんだけど、もう少し元気にやろう!」
「私、低血圧だから午前中はダメなの」
「『オイオイ······』」


小一らしくない灰原のセリフに二人は苦笑いをした。


「君はあんなに足を後ろに振り上げないで、君は逆に少し振り上げてごらん。君はボールをもっとよく見て」


赤木は元太、歩美、光彦にアドバイスをすると、最後にコナンと花恋を見た。


「君たちは······特に言うことはないな」
「『テヘヘ』」


現役のJリーガーにほめられた二人は嬉しそうに笑った。


「じゃあ、もう一回やろうか」
「「「はーい!」」」


コナンたちが再び円く広がろうとすると、赤木がコナンと花恋を呼び止めた。


「あ、君たちはいいから。ちょっと休んでて」
「『え?あ、はい······』」


二人がベンチの横で見学している蘭たちの所へ行くと、蘭は不思議そうな顔をした。


「どうしたの、花恋ちゃん、コナン君?」
「少し休んでろって」
「君たちだけレベルが違い過ぎるからじゃろう」


事情を察した阿笠博士が答えると、花恋は「そういうもん?」とコナンに聞いた。
苦笑いしながらコナンが首をかしげると、洒落たジャケットを着た男が近づいてきた。


「失礼ですが、毛利小五郎さんですね?」


ベンチで寝ていた小五郎が「ん?」と顔を上げる。


「私、日売テレビスポーツ・情報局部長の山森といいます」
「あっ、ああ······」


山森に手を差し出された小五郎が立ち上がって握手をすると、山森は握手をしたままグッと近づいてきた。


「いやあ、有名な探偵の毛利さんに会えるなんて感激だなあ。───香田ちゃん、一枚撮って!」
「はーい、いいですよ」


サッカー教室の様子を一眼レフのデジカメで撮っていたブルゾン姿の香田薫が振り返り、小五郎の肩を抱いてVサインをする山森にカメラを向けてシャッターを押した。


「サンキュー。彼女は日売新聞カメラマンの香田薫君。前は社会部にいたんですが、入社以来一枚も特ダネ写真が撮れず、今年、スポーツ・芸能部に転属になったんです」
「山森さん、何もここでそんな話······」


薫が不服そうな顔をすると、山森はフッと笑った。


「でも、こっちでいくつかスクープをものにしたら、社会部に戻してやるって言われてるんだよね」
「ええ······」
「まあ、健闘を祈るよ」


山森がメガネを光らせてニヤリと笑う。
薫は「どうも」と軽く頭を下げ、山森を軽くにらみつけた。


「私のことより、山森さんこそサッカー中継の視聴率を上げないと、部長から降ろされるって聞きましたけど」


小五郎がチラリと横を見ると、山森はハァ······と大きなため息をついてうなだれた。


「そうなんだ。何かいいアイディアありませんかね、毛利さん」
「ん〜そうですなあ······」


小五郎が顎に手を当てて考え込み、コナンと花恋はハハハ······と苦笑いした。


((よりによってオッチャン/おじさんに聞くのかよ/のね······))

「そうだ!ありますぞ!」
「本当ですか!?」


山森の表情がパァッと明るくなり、小五郎は得意げに人差し指を立てた。


「ええ。私が沖野ヨーコちゃんとゲストで出るんです。視聴率アップ間違いないです!」


小五郎の口から『沖野ヨーコ』の名前が出たとたん、薫が一瞬眉をしかめた。
しかし、その表情に気づいたのはどうやらコナンと花恋だけだった。
山森は小五郎のアイディアを聞いて、真面目な顔で考え込む。


「ヨーコちゃんか······今からスケジュールを押さえるのは無理だろうなぁ。彼女は年末の汐留アリーナのコンサートまでスケジュールが埋まってますからねぇ······」


コナンと花恋は薫の横顔をじっと見つめた。


((どうしたんどろう。沖野ヨーコの話で顔色が変わったような······))

「ねえ。あの子たち、随分うまくなったんじゃない?」


園子がサッカーコートを指差し、二人は振り返った。
赤木とパス練習を続けていた歩美、元太、光彦、灰原はみんなインサイドキックでそれなりにうまくなっている。


「スゴーイッ」
「さすが、プロが教えると上達が早いの〜」


蘭と阿笠博士も子どもたちの上達ぶりに感心した。


「よーし!みんな良くなったね。少し休憩しよう」
「「「は〜いっ!」」」


子どもたちが蘭たちの元へと走り、赤木はコナンと花恋に向かって手を上げた。
二人の背後にいた蘭がしゃがんで声をかける。


「ほら、呼んでるよ。二人とも」
「『うん』」

((やれやれ。やっと出番か))


二人がコートに入ると、赤木はさきほどより少し強いパスを送った。
コナンが胸でトラップし、ボールを花恋にパスする。
花恋は、パスされたボールをつま先で二、三回リフティングしてボールを強めに蹴り上げると、落ちてきたボールをダッシュして思い切り蹴った。


「「「ワーッ!」」」
「やるじゃん、ガキんちょども」


子どもたちが歓声を上げ、園子も感心した顔で二人を見た。
小五郎たちの横で薫が盛んにシャッターを押す。
すると、そこへ一人の若い男がやってきて、「こんにちは。毛利先輩」と笑顔で小五郎に声をかけた。


「自分は榊良輔といって、米花大学の······」


小五郎は男の顔をまじまじと見つめ、「あーっ!」と大声を上げて指差した。


「オウンゴールの榊だ!」


みんなが「!?」と小五郎を見る。


「オウンゴール?」


蘭が尋ねると、小五郎は「ああッ」と力強い声で答えた。


「こいつ、リーグ戦の最終戦でオウンゴールしやがって。それで米花大は五年ぶりの優勝を逃しちまったんだよ!」
「ああ······ご存知だったんですね」


榊が苦笑いすると、小五郎は榊を指差して前に出た。


「当たりめーだ!オレはあの試合、スタンドで見てたんだから!───あれ、何年前だ?」
「十年前です。すっかりトラウマになって、今でもときどき夢に見るんです」
「そうか······で、今は?」
「スポーツジムのインストラクターをしながら、サッカークラブの監督をしています」
「へ〜ッ、すごいじゃないか」
「それで、今回どうしても毛利先輩に紹介したい人がおりまして。その方、先輩の大ファンなんです。少しお時間いただけないでしょうか?」
「あ、ああ······」


小五郎が承諾すると、榊は「ありがとうございます!」と頭を下げた。


「すぐです。すぐ連れてきますので······!」


そう言ってあっという間に走っていき、小五郎たちはポカンと榊の後ろ姿を見つめた。


「なんだありゃ······」


そのとき、サッカーコートの方で「ワァー!」と歓声が上がった。
小五郎たちが振り返ると、いつの間にかコートの周りに観客が集まり、コナンと花恋の練習風景を眺めていた。


「スゲー!」
「プロみたいですよ!」


元太や光彦たちも感嘆の声を上げる。
赤木からパスを受けた花恋は、胸でトラップしたボールでリフティングを始めた。
右足、左足でボールを蹴り上げてまたぐと、今度はコナンにパスをした。
花恋から軽く飛んできたボールを受け取って、右足で蹴り上げると、今度はもも、肩、頭で打ち上げ、最後は頭から落としたボールをポーンと蹴って、赤木に返した。
コートサイドに集まっていたJリーガーたちも驚いた顔で二人の技を見ていた。
赤木は胸でトラップして芝生の上にボールを落とすと、フーッと息をつき、「まいった。降参」と手を上げた。
観客から歓声と拍手が起こり、二人はへへへ······と照れたように頭をかいた。


「スゲー、コナン!花恋!」
「花恋ちゃん、コナン君、かっこいい!」


興奮した元太、歩美、光彦が二人の元に駆け寄り、残った灰原はフッと微笑んだ。


「やっぱり、中身はただのサッカー小僧と小娘ね······」



***


赤木はボールを持つと、コナンに歩み寄ってきた。
花恋は隣で歩美に抱き着かれている。


「君、大きくなったらスピリッツにおいでよ。東都スタジアムで一緒にやろう!」
「う······うん」
「オレもやりてー!」
「ボクも!」
「私も!」


元太たちが威勢良く手を上げて、赤木はハハハ······と苦笑いした。


「あそこはJリーガーの誰もが一度は立ちたいと思う最高の舞台だからね。さあ、みんな少し休もうか」


コナンたちがベンチに戻ると、蘭がスポーツドリンクを差し出した。


「お疲れさま、花恋ちゃん、コナン君」


スポーツドリンクを受け取ろうとしたとき、「おーい!」と背後から声がした。
振り返ると───ビッグ大阪の比護が走ってくるのが見えた。


「あ······!」
「ひ、ひ、ひ、ひ······比護隆佑っ!!」


灰原と園子の顔が真っ赤になり、


「スゲーッ、本物の比護だ!」
『呼び捨てかよ······』


元太たちも目の前のJリーガーに目を輝かせた。
コナンと花恋の前に立った比護は両膝に手をつき、二人に顔を近づけてじっと見つめた。


「工藤新一と黒瀬蓮華······」
「『───!!』」


二人は目を見開いた。
蘭も蓮華と新一の名前が突然出てきて驚いている。


「······って知ってるか?」
「『え?』」


一瞬、自分の正体がバレたかと思った二人は、内心ホッとした。


『えーと······』
「蓮華と新一のこと、知ってるんですか?」


花恋が返事に困っていると、蘭が比護に尋ねた。


「ああ······前に彼の試合を観に行って、声をかけたことがあるんだ。その近くには彼女もいてね」


比護はそう言うと、再び二人に目を向けた。


「その彼らに似てるんだよ。この子たちが蹴るフォームが······」
「そ、それは、ボクたち、新一兄ちゃんと蓮華姉ちゃんにサッカーを教わってるからだと思うよ!」


コナンは動揺を隠しながら慌てて言い繕った。
コナンと新一、花恋と蓮華は同一人物だからフォームが似るのは当然だ。


「そうか、やっぱりアイツらに教わってたのか······」


比護は納得したとばかりに微笑み、二人の頭をなでた。


「サッカー、頑張れよ」
「『うん!』」


二人がうなずくと比護は去っていき、歩美、光彦、元太は一斉に二人を見て「いいな〜ッ」と叫んだ。


「二人とも、比護選手になでなでされて」
「うらやましいです!」
「おまえら、当分頭洗わねー方がいいぞ!」
「ハハ······そんなわけにいくかよ」
『頭洗わないって汚い······』


みんなにうらやましがられて二人が喜んでいると───突然、背後からガシッと頭をつかまれた。


「『へ?』」


二人の頭をつかんだのは、灰原だった。
不機嫌そうに二人を見つめたかと思うと二人の髪をクシャクシャと激しくなで回し、手についた二人の髪の毛をフッと息で飛ばした。


「洗えば?」
「『······はあ?』」


灰原の不可解な行動に二人は顔をしかめた。
どうやら、比護に頭をなでられた二人に嫉妬したらしい。


「オレもなでてやるよー!」
「私も!」


元太と歩美が灰原に続いて二人の頭をなでまくった。


「コナン君、花恋さん、髪がすごいことになってますよ」


ボサボサの髪を見て、光彦が笑う。


「おいっ、おまえらやめろ!やめろってば······!」
『ちょ、ほんっとにやめて!いい加減にしなさいよ、あんたたち······!』


元太たちの手から逃れようと必死でもがくコナンと花恋の姿を見て、みんなが笑った。
そこへ榊がようやく戻ってきた。


「おまたせしました。毛利先輩」


榊の背後には、地味なジャケットをはおった男が立っていた。


「ご紹介します。こちら、杯戸町にある町工場の社長さんで、チームスポンサーの会長を務める本浦圭一郎さんです」


榊に紹介された本浦は小五郎に会釈をした。


「本浦と申します。ご高名はかねがね······」
「これはどうも」
「本浦さんは先輩の大ファンで、この会場に来ていると伝えたらぜひお会いしたいと······」
「そうでしたか」


小五郎がまんざらでもない顔で本浦を見た。
笑みを浮かべているものの、その目はどこか寂しげな印象を与えた。
本浦はジャケットの内ポケットからスマートフォンを取り出した。


「毛利さんにどうしても見ていただきたい写真がありまして······」
「私に?」
「ええ、これをぜひ······」


と本浦は一瞬険しい表情をして、スマートフォンを差し出した。
小五郎が受け取って見ようとすると、


「歩美たちにも見せてー!」


歩美、元太、光彦が寄ってきた。
蘭たちも歩み寄っていく。
髪を必死で戻していた二人は、近くのベンチに誰かが座っているのに気付いた。


((あれ、あの人······))


それはサッカー教室の前に会った中岡だった。
中岡は二人の視線に気づくと、すぐに目をそらした。


「二人も一緒に見ようよー!」
『あ、うん······』


歩美に呼ばれた二人は中岡をチラリと振り返り、小五郎の元へ走った。
小五郎がしゃがみ込むと、子どもたちは前から囲むようにスマートフォンを覗き込み、蘭、園子、阿笠博士も小五郎の背後に立って見た。
スマートフォンの画面には、サッカーボールを懸命に追って走るユニフォーム姿の男の子が写っていた。
その左腕には、赤いリストバンドがつけられている。


「この写真は······?」


小五郎が尋ねると、本浦は「息子の知史です」と答えた。


「他の写真も見てやってください」


小五郎は画面を指でスライドした。
同じく懸命にボールを追う知史の姿が何枚か続いた。


「楽しそうでいいですな〜」
「今日は息子さんも来てるんですか?」


蘭が訊くと、本浦の隣に立っていた榊が「それが······」と言った。


「実は、知史君は今年の八月、病気で亡くなってしまったんです」


思いがけない言葉に、コナンたちも驚いて本浦を見た。


「······元々、知史は持病があって、医者から厳しい運動は止められていたんです」
「では、この写真は······?」


小五郎がスマートフォンに目を移し、画面をスライドさせた。
コナンたちも再び写真を見る。


「どうしてもサッカーがしたいと言うので、榊監督に無理を言ってクラブに入れてもらったんです。その写真は、監督の厚意で一度だけ試合に出してもらったときのものです」


写真の中の知史はなかなかボールに触れるチャンスがないようだったが、最後の方でようやくドリブルをする姿とシュートをする瞬間の姿が写っていた。


「すごーい」
「サッカーうまかったんですね」


歩美と光彦が声を上げる。
みんなが感心しながら知史の写真を見ている中、コナンと花恋はふと強烈な視線に気づいて顔を上げた。
それは、本浦の視線だった。
本浦はスマートフォンの画面ではなく、なぜか小五郎の顔をじっと見つめていた。


((······?))


小五郎は本浦の視線に気づかず、さらにスマートフォンの画面をスライドした。
次の写真は、ゴールを決めた直後にチームメイトに抱き着かれて祝福される知史だった。


「友達もたくさんいたようですな」
「知史君、嬉しそう······」


蘭が微笑む。
最後の写真には、カメラに向かって笑顔で右手を振っている知史が写っていた。
しばらくその写真を見つめ、小五郎は立ち上がってスマートフォンを本浦に返した。


「ところで、なぜこの写真を私に······?」
「あ、いや······ただ、知史の生きていた証を見ていただきたくて······」


本浦の言葉に、その場にいた全員がしんみりした。


「楽しい雰囲気を壊してしまったようで、すみません」


本浦が申し訳なさそうに言うと、後半のプログラムが始まるアナウンスが流れた。
本浦と榊は会釈をして、歩いていった。
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