赤黒PV企画

2014.06.23.Monday 01:38
▼多少のネタバレ有
▼ただの妄想
▼内容が自分でも謎←
▼途中で何が書きたかったのか謎になって
強制的に無理矢理終わらせてる←
▼文才なしのセリフ多め
▼赤黒赤←?微妙





『天帝が人に還るそのとき』





自分の手からボールが消えた感覚が
少しだけ残る。

意図的に取らせたわけでもない、
戦略の中にでも組み込まれたはずもなく、
完全に抜かれた。この僕が。


やってくれたね、

「テツヤ」

「赤司くん、僕は君に絶対に勝ちます。そして証明してみせます、僕の、僕たちのバスケを!!」


お前は本当に不思議だよ。

中学時代、思い知らせてやろうと、
僕がいなければ何も変わらないまま
その無力で無駄な意志と抵抗で
僕の前にまた来るだろうと。

予想以上だ、

もう千尋は使えない、
僕が見出してやったのにつまらない
結果になってしまったな。

つられてチームこのざまだ。
僕も油断したがスティールされた程度で
誰一人としてまるで不安が
隠しきれてはいない。

本気で僕を負かそう(潰そう)と
しているみたいだね、、

けど残念だよ、
まだ終わってはいないよテツヤ、
それでもお前は僕には勝てない。

勝利は常に僕にある、
僕そのものが勝利みたいなものなんだよ。





ーーーーーーーーーーーーーーーー



ある中学の決勝でそれは終わり、



『赤司くん…なんで…っこんなの違います…こんなのバスケじゃありません…っ』


今でも泣き入りそうな声で絶望な表情を満たした
テツヤを見ても僕は何も感じることはなかった。



『何を言っている。僕たちはちゃんとバスケをしているじゃないか、結果勝っただろう』


『違いますっ…僕はこんなバスケがしたかったわけじゃありません…赤司くん…、君にとって…バスケは…勝利とは一体何なんですか…?』

不可解な質問。

バスケというゲームをし、
結果、勝利まで残してやった。
いや、与えてやった。

それで十分じゃないか。


『テツヤ、悪いがそれは僕にとって理解不明だ。質問する価値もわからない、何にせよ全てにおいて勝利は絶対、勝つことが全てだ。勝者は全てにおいて蓄積され、敗者は全てを否定される。それだけだ。…それより時間だ早く…』


『…君はチームでいるのに一人で立っているつもりですか?』

『…それはどういう意味だ』

『…僕は赤司くんのいう勝利がよくわかりません。君のように頭がいい訳でも他にくらべてバスケができるような人間でもありません。取り柄はたったひとつの武器で皆さんと共に戦うことしかありませんから…君はチームと一緒に戦っているのではなく、チームという駒を使っているだけに僕はみえます。君は仲間に任せることを信じていないんです』



『…………そうか、なら言っておこう。実際にチームを将棋に例えよう、その駒には使えるものもあれば使えないもの、捨て駒になるものもある。けどどうだ、所詮はただの駒だ、打つ奴によって活かされなければ、考え無しでただ勢い任せに信じて打ったところで無力な駒の集まりにすぎない。故にバスケも作戦した上で動かさなければならない。お前が言っているのは妄想の理念だ』

『…………』


立ち止まったまま俯いているテツヤを促す。


『もう話は終わりだ、行くぞ…』


『バスケは…僕たちには感情がありますっ!ひとりひとり得意なものもあれば不得意もあります、できること出来ないことだって…ちゃんと考えもあってボールをチームで回していて…ただそれが点を稼ぐためのものではなくチームを信じて点を繋いでいます!勝ちたいと思うのは皆さん同じです!!…赤司くんは…それで楽しいですか?』


楽しい?

それはもちろん楽しいさ。


けど


『楽しいという感情だけじゃバスケはできないよテツヤ』


楽しくみんなで仲良しバスケをしても
勝たなければそんなものは
ただのお遊びと一緒だ。

勝ち続ければ問題ないだというのも
負けてみれば次第にわかる。
とくに最強という強者の前で
はじめは仲間同士慰め合いながらも続けるが
さすがに時間が経てばそれも
励ますことも忘れただただ
次は取られないように、
どうやって点を取ろうと
そんなことを考えているうちに
次第に楽しい感覚も闘志すらなくなり
結果、気力もなくなり諦める。

身体でバスケをやっていたのが
段々と頭で考えながらやるようになり、
気づけば終わっているんだ。


『見てみろテツヤ、お前の親友はどうだ?
バスケが楽しくて好きだったお前の親友は
僕たちという存在でそれが終わったみたいだぞ』


『…っ』


所詮。お前もその程度だ。


何も誰にも言わせない。

誰にも否定はさせない。

全ては僕であり。
僕は全てだ。

敗北はただの死同然だ。



それが僕の始まり。



『それでも僕は…





「『赤司くんっっっっ!!! 僕は勝って…君を救いますっっっ!!!!』」



また僕からボールを…!!!!



赤司征十郎に敗北は許されない。



「…っテツヤぁあぁぁぁぁっっっ」




そうか、お前が、、、

余計なことを、


「敗者になった僕に価値などない」


俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺
俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺
俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺
俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺
俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺
俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺
俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺
俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺
俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺俺





『君に少し、興味がある』

『僕…ですか?』

『あぁ、』


可能性を感じた。

俺が見出した力で、

俺を唯一、救い出してくれる
その強い意志闘志

黒子、最後にかけてみようじゃないか

この絶対的な無敗が無くなったそのとき、

赤司征十郎(僕)は人に還るだろう。





▼すいません、途中で書いた自分も、
ん?ってなってw 書きたいことが上手く
まとりませんでしたっ)^o^(
あとは読んだ方の自動処理で←←

でも考えれば赤司様だけが
勝利に執着してるわけでもなく
本当に負けたくないのは赤司くん
かなぁとか…赤司くんのほうが強いんじゃ
ないのかなぁとか色々考えに考えてたんですが
やっぱ赤司征十郎は深いですwww







全ての駒が将棋盤もろとも
落ちた音がした。

「僕は人の上に立ち、強く勝者でなくてはいけない。それはお前だってそうだろう?」

「違うな、強者になるには敗北は必要なことでもある」

「じゃあ何であのとき強さを、勝利を求めた?負けという壁にでも追いやられ途端に敗北におそれでもしたんだろう?」

「…確かに、あれは俺の負けという弱さだ。負けたくないという、一時の感情の弱さがお前を生んだ。けど、勝利という強者はお前ではない、俺だ。」

「いきなり強気だな…、ま…強者でなくなった僕は何も言えない。せいぜいお前も弱者にならないように気をつけることだ」




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