あとがき




大変長らくお待たせ致しました!
メリークリスマスもハッピーバレンタインも当の昔に過ぎ去った今日(三月)、ようやく完結に至りました。
某美女と野獣パロディ、いかがでしたでしょうか?
navy50万hit突破記念祭りフリーリクエストでいただいた案を採用させて頂いたのですが、少しでも楽しめる内容になっていれば幸いでございます。

さて、物語についてですが、今回のパロディは某アニメーション作品をベースにしております。
ベースと言うか、もう丸パクリです。
ただし、魔法をかけたのが「邪な妖精」であり、その魔法をかけた理由が明確でない、という点に置いては典拠作品に依っております。

ちなみに、本編中で明かされてはいませんが、この「邪な妖精」は某誰かさんの忠犬です(笑。
お気づきの方もいらっしゃったかもしれません。
小話としては、木崎さんの相棒になるために、ほぼストーカー化していた間垣さんは、自棄になった木崎さんに「あの城に一晩泊れたら相棒にしてやる」と言われ、実行。
木崎さんの相棒を夢見るあまり、かなり空回って結果逆ギレ。
失敗に終わったものの、木崎さんの相棒…というか木崎さんを諦めきれず粘りに粘って粘り勝ち。
相棒というポジションを勝ち取ったわけです。
穂積さんたちは、まったくのとばっちりでございます。ごめんなさい。
最後の最後で元凶に気付いた木崎さんが鉄槌を下しに行ったので、許してあげて下さい。

そして、穂積様が押している王位継承者は勿論、薫子様でございます。
この辺りは左程決めていないのですが、この世界の薫子様は穂積氏の婚約者ではなく遠縁と思われます。

穂積様城組が夜盗扱いされたのは、本物の盗賊団が罪を擦り付けようとしたためです。
当初、木崎さんに夜盗の調査を依頼するつもりだった仁志ですが、彼が留守と分かると部下に別の探偵を手配させて調査に当たらせました。
が、この探偵が夜盗に脅され虚偽の情報を流したことで、城組はあっという間に犯罪者扱い。
ちなみに夜盗たちは、仁志にボコボコにされた後、正式に領主として復帰した穂積氏により処罰されることになります。
犯罪、ダメ、絶対!

このパロディは、終盤直前まで本編と逆の現象が起こっておりました。
真実の姿でないのは穂積氏で、日蔭の世界に生きているのも穂積氏。
千影くんには輝かしい日の下の未来があり、それを慮って身を退こうとしています。
本編で千影くんが穂積さまのために身を退くかどうかは分かりませんが、立場的にはまるっきり逆ですね。
正体発覚で、さらに逆転しましたが、この世界の彼らに障害となるものは何もありません。
おとぎ話らしく、いつまでも幸せに暮らすことでしょう。
っていうか、毎日毎日、穂積氏が千影くんに愛を囁くことでしょう。砂吐きそうだ……。

本編に先駆けて両想いとなった二人ですが、これは一つのパラレルワールド。
本編の恋路はもっと面倒で大変でしんどくなりそうですが、ぜひ楽しみにして頂ければと思います^^
最後までお読み下さり、有難うございました!
また、次のIF世界でお会いしましょう。


2010.3.2.深紘




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