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「#寸止め」のBL小説を読む
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アスマさんに連れられるまま、向かった焼き肉やさんには先程アスマさんが言った通り、確かにわたしの知る子たちがいた



「あなたたち、猪鹿蝶トリオの二代目?」


あのチームワーク抜群のトリオのお子さんたちだ
確か名前は、いのにシカマルにチョウジといっただろうか。三人ともそれぞれお父さんにそっくりで、まるで若返ったみたいだ(もっともいのは女の子だけども)


「そういうあんたは、もしかしてナルトとサクラがよく話してる“なまえさん”か?」


シカマルの一言で、ナルトやサクラとは同期生なのだと察した


「そうよ。わたしはみょうじなまえ。よろしくね。それと今日はお邪魔しちゃってごめんね」


わたしが笑顔で言えば三人は笑って頷いて、ついでに自己紹介もしてくれた

なんていい子たちなの!この子たちもわたしは好きになれそうだ
こういう出会いがあると、木の葉に帰ってきてよかったとつくづく思う


一通り自己紹介も終えたところで、店員に案内され席につくとみんなそれぞれ食べたいものを注文した。アスマさんはビールを頼むと言うので、わたしもカクテルを注文した

それにしても、チョウジの頼む量には驚いた。なんていうか見た目通りっていうか。本人に言ったらきっと怒られるだろうけど


「本当にサクラの言ってた通り綺麗な人ー、ね、シカマル」

「な、なんで俺に振るんだよ。まあ、確かにそうだけどよ」

「もう、素直じゃないねえシカマル」

「やだなー、三人ともお世辞はやめて」


丁度運ばれてきたカクテルをわたしは照れ隠しに一口飲む
出会って数十分で和気あいあいな雰囲気を醸し出すわたしたちにアスマさんも楽しそうだ

頼んだお肉も出揃ったころ、盛大な焼き肉パーティーが始まり、みんなで色々なことを話した。とっても楽しい雰囲気に自然とお酒も進む


「ちょっとなまえさん、飲み過ぎじゃないすか?」

「えー、そんなことないよ?これでもわたし、意外とお酒強、」


わたしのどや顔で言うべき台詞は、最後まで言えることなく思考がシャットアウトした




(なんか最近このパターン多いような気がする)






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