熱い舌の感触で、頭がおかしくなりそう。
ぬるっとする唾液が肌の上を這えずりまわる。
熱くて、くすぐったくて、でもどこか焦らしているような。もどかしくて。
本当は、とっとほしい。けど言わない。
「あっ…承太郎…、」
思わず出てしまった自分の声が、予想異常に高くてしかも甘くて、なんだか恥ずかしい。けど相手が相手だから正直あまり関係なかった。別にいいやって。
舌が腹の辺りから段々上へと上がっていく。胸の辺りまでくると、今度は胸の突起に舌を這わせた。
「…ぅあっ」
いつもされてるはずなのに、今日はいつも異常に敏感で。身体がビクっと跳ねたのが自分でもわかる。
その舌は入念に、丹念に突起を舐める。舌で弄ぶように、ころころと転がしてみせたり。
「うぅ、っふ、…」
まるで、僕の反応を楽しんでるみたいで。
そして気付けば、承太郎の空いた手は下まできていた。
ズボンのチャックを開けると、熱く高揚したものを、その大きな手で包みこむ。
「っあぁ…んぅ…」
手は上下に擦ってみたり、人差し指でラインをなぞってみたり、すごく危ない動きをしていて、僕はそれに耐えながらも興奮をおさえられなかった。
下着から僕のものが出されると、その熱を持った僕自身を承太郎の手が弄ぶ。
クチュクチュとわざとらしく鳴らす音に恥ずかしさを覚えたが、それよりも目の前のこの光景で頭がいっぱいだった。
承太郎の手がより一層速さを増していく。上下に激しく、僕のものを扱うその手つきは、心底どこで習ってきたんだと思ってしまう。
「んんぅ…っ!」
気持ちいい。そう思った時、もう僕は達してしまっていた。
白濁の液が承太郎の手を伝っていく。
なんと恥ずかしい光景だろうか。僕が出したものが承太郎の手に掛かっていたなんて。しかも今こうしてそこにまだあるのだから恥ずかしい。
卑猥すぎる光景に僕は手を出すことも動くことも出来なかった。
「花京院、」
「な、…なぁに、承太郎…、?」
正直今この状態で話し掛けて欲しくなかった。恥ずかしさで死にそうな僕の赤面した顔なんて見てほしくない。
「気持ちよかった?」
素直というか率直な質問に戸惑ってしまったが、僕は黙って首を縦に振った。
「そっか…ならよかった…。」
承太郎は安心したような表情をしていた。
もしかして僕のために一生懸命だったのだろうか。僕のために頑張ってくれたのだろうか。
そう思うとなんだか、ものすごく嬉しかった。
僕は愛しい人にキスをした。
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なんか初っぽいですねこの2人笑
ぬるいエロですみません。
期待してた方すみません。
20130103
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