そうですか
平成とは厠が違うのには引いてしまったが、とりあえずついて来てくれた良に使用方法と、ついでに下着の着付けかたを教えてもらった。
『赤子かおまえは。』
「仕方ないだろ、…確かにこっちじゃ生後二日目だな。よろしく兄上。」
『でかい弟が出来たものだ。』
だって俺、次男だし?弟ポジションは得意だから!
『ああこら、髪がぐちゃぐちゃだ。川原に鏡借りてきてやるよ。』
鏡!?そういえば俺、こっちに来てから顔を見ていないな。
由良とやらの顔を拝んでやるぜ!
戻ってきた良の鏡をワクワクしながら覗く。
その鏡は平成のものよりは歪んでいるが、はっきりとわかる。
「やや老けた俺…つかほとんど変わってないな。」
残念というか、安心したというか…。
この顔で人気があるのってどういうこと?
朝、変化は髪が長くなったのと、疲れたような俺の目つきでした。
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