飼い猫ですが
『というわけで、由良は良の飼い猫になったと伝えてくれ。』
そういうと、川原さんはニコニコと笑いながら頷き、「めでたい、めでたい」と言いながら食器を下げはじめた。
何故めでたいのかわからん。
『ああ、それと今夜は泊まっていきまっし(泊まっていきなさいな)。布団は用意させますから。』
『そうする。』
あ、ここに寝るんだ?俺眠れるかな。
『安心しろ、飼い主だからな。一緒に寝てやるよ。』
「お願いします。」
正直、一人とか無理。この世界を知らないから、俺にとって総てにおいて闇同然なんだ。だから、甘えても俺は悪くない。そうだろ?
現在・深夜、せーもます(気をもむ)のは明日にして眠ろう。
- 18 -
[*前] | [次#]
ページ: