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昼休みに屋上へ行くとめずらしく人がいなくて、ラッキーってなったわたしと謙也は、ここぞとばかりにいちゃこらしていた。弁当を食べ終わったわたしは謙也の膝に向き合うようにして乗っかって他愛もない会話で笑いながらほっぺたつねったり、まぁ、要するに食い終わってもしつこくいちゃこらしていた。付き合ってまだ1ヶ月くらいやしその辺は堪忍な。

しかし急に謙也は静かになって、わたしの指に自分のを絡めるとすりすりと擦ってきた。どしたん、と顔色を伺うと謙也は顔を真っ赤にしてわたしの目をみつめた。え、なんで赤くなってんの。

「なあ名、」
「なに?」
「あんな…」
「もー、何?はよ言え」
「あんな、引かんでほしいんやけど」
「内容によるよ」
「え…」
「うそうそ」
「ほんま…?」
「はよ言え」

わたしがちょっときつめに言うと、謙也は唾を飲み込んでわたしの肩を掴んだ。え、何。動揺を隠せないわたしに謙也はぽつりと言った。「えっち、したい」えー、ここ学校ですよ謙也さん。しかもわたしたちこないだはじめてしたばっかじゃないですか。いきなり青カンなんてハードすぎる、うん。

「ちょ、冷静に考えよか」
「も、あかん」
「え、」

我慢できひん、謙也はいつもより低めの声でわたしの耳に口を付けながら言った。びくびくと身体が震えるわたしにおかまいなしに、太ももにはごつい手が這わせられて、制止の声虚しく押し倒されてしまう。
どうしよう、いつものへたれ具合とちゃう。こんな状況やのに謙也がいつもよりかっこよく見えてどきどきしてしまう。いや、いつもかっこええねんけどな!て、そんな場合ちゃうわ!

「や、やめて謙也…っ」
「せやかて、さっきから名ぱんつ見えてて…あかん、めっちゃしたい」
「み、見えた時点で言うてよ…っ」
「もったいないやんか…」

ずるずると捲くられていく制服を押さえ付けると、片手を床に押し付けられてしまた。更には腹を撫でられて、力が抜けたわたしのブラをずり上げ下から揉み上げてくる。謙也は隠すものが何も無くなったそこを見て「ちくびかわええ」と言葉を零した。顔を赤くして言うから、つられるみたいにわたしも顔が熱くなる。謙也はそのままわたしの乳首に唇をくっつけて、吸い上げてきた。

「やぁ、あか、あかんて…あっん、ぅ」

ちゅぱ、と音をたてて乳首を吸われて、謙也の口が糸を引きながら離れると、そこは赤くふくれてしまった。涙が出てくるし顔は熱いしで、もうわけわからん。謙也の頭を押さえると、やめてくれるどころかさらに吸い付かれて頭が沸騰するんやないかと思った。

「や、やぅ…けんやぁ…っ」
「ん」
「やめて、あかんっ、あかん…っ」
「気持ちええ?」

そんなん、気持ちええに決まってる。わたしは何回も頷いた。すると謙也はわたしの脚の間に手を入れて、ぱんつ越しにそこをぐりぐりと擦ってきた。それと同時に太ももには謙也のおっきくてかたくなったやつが押し付けられて、わたしはどんどんいやらしい気分になっていく。

「ひっあっ、いや、いやや、謙也…謙也ぁ…っ!」
「でも、名…もうぬるぬるしてんで…」
「あ、はぅ…っう、」
「名、名も気持ち良うなりたいやろ?」

謙也が手で擦るたびにきちゅきちゅとわたしのぱんつの中はやらしい音を立てて気持ち良くなりたいと訴えている。でもここ、屋上やし。学校やし。わたしが首を横に振ると謙也は「今更やん」といかにもやらしいこと考えてます、みたいな笑みを浮かべた。

「学校やのにこんなぬるぬるんなるまで濡らして、名かて同罪やんか…」
「ひう、んん…っ」

謙也はわたしの太ももに股間を擦りつけるのをやめて、ズボンのファスナーの間から赤黒く立ち上がったものを取り出すと、わたしのぱんつを膝まで下ろして今度は直接わたしの股に擦りつけてきた。ぐちゅぐちゅとやらしい音が下から聞こえて来て、恥ずかしさのせいで頭がぐらぐらする。

「や、ぁっ…!」
「はっ、名…名、こんまま、イってええ…っ?」
「あ、だめ、だめぇっ」
「ほな、どうしてほしい?」
「あっ、いれて、なかに、ほしいっ」
「もっと、ちゃんと言いや…っ」

謙也かて限界のくせに。謙也は先走りを垂らしてはあはあと息を荒げていた。わたしはそんな謙也にさらに興奮して、もう気持ちよくなるならなんでもええってなってしまった。はよ欲しい、謙也ので、早ようわたしのぬるぬるのおまんこに、太いおちんちんいっぱい出し入れしてほしい、謙也の服を掴んで口を開いた。

「謙也のおちんちん、ほし…わたしの、おまんこ、いれ…っあああっ!」
「名、名…っ」

言い終わる前に腰を捕まれ、ずぷんと謙也が入ってきて、頭おかしくなるくらいいっぱい突かれる。ぐちゃぐちゃと抜き差しされる度にやらしい汁が垂れて、わたしのお尻を伝い床を汚した。

「はっ、あぁ…っ」
「名…っ、ん、ええ?」
「や、ひぅっ、あぁ、っ、気持ちええ、よ…んっ、あぁ!」

一瞬、わたしのいいとこ掠って腰がびくつくと、謙也はしつこくそこを擦る。わたしはそんな謙也をぎゅうぎゅう締め付けてしまって、びくびくしてるちんこにさらに興奮してしまった。

「やぁっ、あ、あか…謙也ぁっ、ひ、あぁあっ!」
「あ、キツ、い…って、っ、」

わたしの中で謙也がびくっと震えると、内側があつくなって、あぁ、イったんやな、って思った。その感触が気持ち良くて、わたしもほとんど同時にイった。

「はぁっ、はぁ…」
「ごめん、な…名…」
「ん、もうええよ…」

謙也はわたしの上へ覆いかぶさるように抱き着いて、わたしの頭を遠慮がちに撫でる。ふと視界に入った謙也の高そうな腕時計を見ると、とっくの昔に昼休みは終わっていた。

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