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毎朝幼なじみでテニス部のマネージャーである名を起こしに行くのが日課な俺はいつも朝練の始まる1時間も前に名の家の鍵を開ける。共働きの彼女の家庭は毎朝人がおらず静かで、昔から世話を任されている。普通逆やん、とはたまに思うけど名に毎朝起こされるのは想像できなさすぎて笑いがおきる。玄関に鞄を投げ置いて靴を脱いで、この昇りにくい階段にもすっかり慣れた。

「名ー」
「ふあ…、うーん……」

布団を剥ぎ取ると下っ側の胸の膨らみが見えるくらいにパジャマがめくれ上がっている。これも慣れた。

「ほら、襲ってまうで」
「んんー…」

ごろん、と名は布団を追うようにして転がって俺がめくった掛け布団に抱き着いた。

「しゃむぃ…」
「俺が3秒数えるまでに布団から脱出せんかったら襲うからな」

実は今日はオサムちゃんの個人的事情によって朝練は中止されている。つまり俺も名も朝早く起きる理由は無いっちゅーことや。それでも日々培った生活リズムは簡単に崩れる訳も無く俺はここにおる。なんて口実でほんまは名に会いたいだけ。名のお母さんごめんなさい。でも年頃の男を毎朝年頃の女のもとへ寄越すのもあかんと思うねん。

「さーん」
「ふぁい…」

のろのろと動き出した名は順調にベッドの淵まで向かう。

「にー」
「さむさむ…」

呂律の回ってきた名は上体を起こして淵に腰掛けた。俺はそんな名の肩を掴んでベッドに押し戻し、名ごと布団を被る。

「いち」
「う…?」
「残念やったな、襲うで」

布団の中で学ランとセーターをいっぺんに脱いでベッドの外に投げ捨てると名の生暖かさに身体が包まれた。自分のシャツのボタンを外しながら名のズボンを下ろしていくと何とも形容しがたい匂いで布団の中が満たされる。今だぼーっとしている名の肌に冷たい手を這わすとびくんと跳ねた。

「ん、や!」
「いたっ」

目は閉じているくせに的確に脛を蹴っ飛ばしてきた名をベッドに押さえ付けてスウェットを再度めくると名はひくひく身体を震わせて丸まろうとする。

「んん…」

寒さでつんと勃ち上がった乳首を指で少し擦ったあと口に含むとようやく甘い声が聞こえてきた。舌で乳首の先をざらざらと舐めるとさらに声が高くなる。しかし今だ寝ぼけとるんか名はむにゃむにゃと布団に顔を埋めて、舐めるのを止めるとすぐに静かになった。まあこれはこれで燃える。

「名、」

柔らかい頬を撫でて、そのままその手でパンツごと股を擦ると名は脚を閉じて身体を横向けようとした。俺は半ば強引に身体を開かせてパンツを脱がすと布団に潜り込む。
うす暗い中で股の割れ目を開いて穴に指を当てるとぬるりとした汁が少しだけ糸を引いた。両膝を掴んで膝が胸に付くまで持ち上げるとまんこからお尻の穴まで全部見える。柄にも無く少しどきどきしとる胸を落ち着かせて愛液を吸い上げるとじゅる、とやらしい音を立てて酸っぱいそれが唾液と絡んで喉を通った。まずいのに美味い。

「はぁ、名…」

二度寝に入ってしまった名からは大した反応は無いけれど控えめに身体が震えてとろとろと愛液が染み出れば俺は充分興奮した。指で穴を広げて舌をそこに入れるとにゅっ、と中が動く。もう片方の指でクリトリスを擦ると名はぴくぴく震えた。

「ひあ…っ」
「かわええよ…」

まだ朝練さえ始まる時間やない。今日だけは朝を長く感じた。

「んん…」
「ははっ、ほんまよう寝るわ」

ぬるぬるでやわこくなったまんこに指を2本這わせて愛液を塗りたくる。たまにクリに掠る度に名は寝息に混ざって小さく声を漏らした。

「まだ寝るん?」

ずぷっ、ずっ、 2本一緒に指を入れてざらざらした壁を思い切り擦る。

「ふ、あ、っ!」

流石に醒めてきたのか顔がほてってきた名はねむたい眼を俺に向けた。ぐいぐいと中を押し上げるように弄るとぎゅうぎゅう指を締め付けて嬉しそうに鳴く。少し枯れたような声が何時もより艶っぽい。

「く、くら…っ?、ぁ、!」
「眠いんとちゃう?ほら、まだ寝ときや」
「う、んん…っ」

入り口からはくちゅくちゅと控えめに音が鳴るけど中は愛液に溢れてどろどろにだった。これだけ慣れたらすんなりいくやろ。これ以上寝てる相手に前戯ばっかでもあれやし、俺はポケットからひとつだけ入れてきたゴムを取り出しズボンをベッドの外に脱ぎ捨てた。

「ほな入れよかな」
「ふ……?」

腹に付きそうな位立派に成長してしもたちんこにひとりゴムを被せるとなんとなく寂しい気持ちになる。ゴムが付いたら俺はすぐに名に覆いかぶさってちんこの先をまんこに擦り付けた。やわらかい胸が自分の身体に当たってふにゃふにゃと気持ちいい。
そのままにゅるっと亀頭を埋め込んでいくと膣の狭さに息が詰まった。

「っ、っはぁ……、」
「へ…っ」
「名…、っ」
「ひゃあ、あっ!」

ずるずるっと一気に奥まで入れていくとあまりの狭さと気持ち良さにいきなり射精感に襲われる。それはあかんやろ、さすがに。こんなになるなら昨日のうちにでも一発抜いとけばよかった。

「く、くら…、っ」
「はぁ、名…なんや、まだ寝とってもええねんで…」
「や、いやや…っ、あっ!」

びっくりしたからか腰を引いていく名にまだ慣れてないちんこが刺激されてもうよう分からん。抜くときに色々引っ掛かってくる。ちゃんと前戯はしとくもんやなあとか考えつつ、名の腰を押さえつけた。そのままさらに奥まで挿れるとちんこが子宮に当たるのが分かる。同時に射精感も段々抜けてきて腰が振れるようになった。

「はぁ…、ぁ……名のまんこ気持ちええで…」
「あ、ふっ…!」
「きゅうきゅう締め付けて…いやらしいわ……」
「やっ、あっ、っ、あ!」

子宮にちんこがぶつかる度に名は高い声を上げてもっともっとと俺にせがむ。

「ふあ、あ!、あっ、く、らぁ…!」
「んー、ほんま、かわええやっちゃ、な…!」
「そこ、や!、あっ、あああっ」

嫌だと言ったそこを何度も突き上げると真っ赤な顔をして名は大きな声を上げる。シャツを掴んでくる手はぷるぷると震えて覚醒しきった眼は俺をじっとみつめた。俺は名の唇に噛み付いて舌を突っ込む。すると名も舌を出してぬるぬると絡ませてきた。

「ん、ぷは…っ、あっ、!」

ぽかんと開いた名の唇からは二人分の唾液が垂れる。眠いのと気持ちいいのが混ざった名の溶けたような表情にあてられて俺は何度も腰を打ち付けた。その度に入り口がぐちゅぐちゅ音を立てて白くなる。

「あっ、いく…くら、いってまう…っ!あっ、あっ!」
「ほないっぱい突いたろな…!」
「や、あ!っああ、ぁ…!」
「っ、ん、絞めすぎや…っ」
「は、っ、くら、あ、ああああ!」

名は身体をびくびくと痙攣させて俺のちんこを締め上げてからイった。睡眠欲と性欲が同時に満たせてさそがし幸せやろ。名の若干汗ばんだおでこにキスをするとシャンプーの匂いが漂ってきた。もっかいしたいなあ、なんて時計を見るとまだまだ時間に余裕があったけど名に締め上げられたちんこは精を吸い取られてしょぼくれている。これは無理やな。

「く、蔵のあほ…!」
「起きるん遅いわ」
「今日は朝練ないやんかぁ…」
「せやな」

いい加減目ぇ覚めたやろと思った俺の考え虚しく名は「目覚め最悪」なんて悪態までついてまた布団に潜り込んだ。あんな嬉しそうに喘いどいて最高、の間違いやろ。

「まだイき足りへんの?淫乱やな」
「…っ!ちゃう!」
「しゃあないなあ、ほんなら今日は名が目覚めるまでイかしたるからな」
「あほ、っ、ぁ、さ、触らんといてやっ」
「ほな起きる?」
「お、起き、ます…っ!」

穴を往復させた指を名は口調とは裏腹に力無く引っ張って止める気なんてさらさら無い。ほんまこいつかわええな。

「おはようさん」

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