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巨大ポメラニアンに押し潰されかける夢を見て眼が覚めると、何故か俺の上には俺の生徒が乗っていた。……ちゅうか、重いねんけど。

「…何してんねん」

ポメラニアンとはほど遠いそいつに不機嫌をぶつけると、まるで知らないといったように首を傾げた。
そもそもなんでこいつが。寝起きで呆けた頭をフル回転させて、昨日の夜から映像を巻き戻していく。すぐさま思い出したのは昨日親と喧嘩したとかで押しかけてきたというものだった。親に電話は繋がらないし時間が時間なだけに追い返すこともできないしで、結局泊めることになってしまったのである。ロクな記憶じゃない。
あぁ、親も子も面倒臭い横着なこいつをどう扱おうか。今のところは俺の肺が酸素不足でピンチやけども。

「オサムちゃん、うちとええことしよ」
「はぁー?」

言うとる間に服はずるずる捲り上げられ、俺の当然ぺったい胸をまさぐられて間抜けなため息が出た。眠たさのせいで上手く自制ができへんみたいや。
「男の癖に乳首すきやねんなあ」と、からかうように笑った名は次に俺のズボンを下ろしにかかった。
さすがにそれはまずい、教師として、大人としてのプライドが許さへん。慌てて名の手首を掴むと思った以上に細くて、力を入れたら折れそうでびっくりして離してしまった。なにやってんねん俺。へたれか。
その間に下着とともにズボンが下ろされて、半勃ちのちんこが冷たい空気に曝された。うわ、みっともない。

「見て、オサムちゃん」

すると名は制服のワンピースをたくし上げて、おへそ辺りまで丸見えにした。名は白いパンツを下ろして俺の上で脚を開く。外からの弱い光を反射するそこはぬるっと光ってめっちゃいやらしかった。
「ちょっと恥ずい…」頬っぺたを赤らめた名はちんこを挟み込むように跨がって、それから制服も下着も全部脱いだ。
あまりに現実味の無い光景からか「うーん、先生としては制服着たままの方が…」なんてとんでもない思考が回った。
ああもうほんまどないしょう。このまま据え膳食ってまうのもええなあ。自分から来るような子は誰にも言わへんやろ。何より、名やし。教師としても人としてもあかん考えが悩内をめぐる。あかんのは分かっとる。罪悪感もある。けど目の前の子どもがあまりに官能的で、思考が止まらへん。ほんま、どこのエロ漫画やねん。

「ん…っオサムちゃん…」

ぬちゅ、という音と共に股間がちんこに押し付けられてそのまま上下に擦られた。これはいよいよ本格的にやばいな。残念ながら、ちんこが太ももにも挟まれてめっちゃ気持ちええ。どこでこんなえろいこと覚えてくんねやろ。
たまに亀頭がクリトリスを擦ると名の身体はびくんと震えて、それがまた不規則にちんこを擦る。ぷるぷる震えるちっちゃい胸なんかかわええなあ、なんて考えてる間に擦るスピードはどんどん早くなって、もう完全に勃ち上がってきていた汚いちんこは、自分の生徒の綺麗な太ももに挟まれてびくびくし始めた。

「はぁ、名…やばい…っ」
「ん、イって、うちにかけて…ええ、よ…っ」

股で擦りながら指でぐりぐりと先端を弄られて、名の指が離れたと同時にちんこから飛び出た白濁が名の腹と胸にかかった。名は精液を掬ってちょっと舐めると、萎えたちんこをまたぬるぬると擦りだした。
俺とは逆にぱんぱんに勃起したクリトリスをちんこの先端に擦り付けて小さく喘ぐ名の顔はめっちゃえろい。けれどどこかあどけなくて、やっぱ子どもやな、と思った。
ほんまに俺、こんなんしててええんやろか。ええ訳無いけど、罪悪感を覚える度に、頭とは反対にちんこはどんどん赤黒く勃起していく。

「…オサ、ムちゃ…っ」
「ええよ、はぁっ、そこ…」
「ん、あぁ…っ、は…っ」

両手で名のビラビラを開くと穴がぱくぱく物欲しそうに動いている。そのまま腰に手を回して名の身体を浮かせて先端を穴にくっつけると名は自分から腰を沈めて俺のちんこを飲み込んだ。

「ぁ、あっ…!」

にゅるにゅると俺を飲み込むそこはうねりながらも吸い付いてきて、今までで経験したどんなセックスよりも気持ち良く感じた。
この場合はどっちが悪いんやろう。状況だけ見たら名やけど、まぁ、きっと俺、やろうなぁ。車と歩行者の原理やな。常に俺が悪いってか。
そんなことを考えながら適当にぐにゅぐにゅ中を掻き回すように腰を動かすと、ある一点で名の身体が跳ねて、眼に涙が浮かんだ。

「ここか」
「やっ、そこ…っあぁ!」

下から突き上げると名の足腰ががくがくして、焦点の合わない眼が俺に向けられる。尻を揉むと中がぎゅっと締まって更に気持ちええ。ちんこはでかくなるのにまんこは締まって、もうどうしようもあらへんと思った。

「名…ええやろ…っ?」
「…っ」

口と目をぎゅってつむって何度も頷いた名の顔は真っ赤で、自分から誘ったのにこんな下から犯されて、かわええ。教師とか生徒とかいう枷がほんまどうでもよくなる。

「…っあぁっ!」

奥まで一気に着くと、名は肩を抱いて縮こまった。イったんかな、とは思うけどまだ俺イってへんし、一旦は止めた腰をすぐに動かす。

「あっあぁっ、は、あ…っ」

だらし無く開いた口から荒い息とやらしい声が洩れて、名はぐったりと俺に上体を預けた。
そのまま休もうとする名に腰を打ち付けると結合部のぐちゅぐちゅとした音はさらに酷くなって部屋に響く。

「あー…やば…、…っ」
「オサム、ちゃ…んっ!ひあっ、ぁ、あぁっ…!、も、あか…っ」

一回の絶頂で狭くなったそこに何度もちんこを擦りつけて、ギリギリ復活した理性でイく寸前に中から引き抜き、また名の腹に精液を吐いた。白濁はお腹から太ももを伝って布団に垂れる。

「…はぁ…っはぁ…っ」
「名…」
「オサムちゃんの、えっち…」
「は、」
「うち、本番までするとか…聞いて、へんし…、はぁっ、…教師の、くせに、生徒に欲情して…」
「な、…え?」
「教育、委員会とか…に、言う」
「………ご…めんなさい…」

いやいやいやどう考えてもお前が悪いやろ!まあ俺に否がなかったといえば大嘘になるけど。え、ほんまに?こんにちは無職?

「言われた無かったら、うちとまたこういうことして…?」
「……な、何言うて…」
「えっちなこと、しよ」
「…名、」
「うちまた、先生のおちんぽでぐちゅぐちゅにしてほしい…」

ね、と俺の腰辺りに抱き着いて胸に顔を埋める名に反論なんてできるはずもなくて、俺は緩く頷いた。半分以上は下心と何か別の気持ちやけど。

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