秀良子さんの「宇田川町で待っててよ。」という本で、一話試し読みした時点で引き込まれて続きが気になって即買いました。
内容としては地味な根暗男子が町で見かけた女装男子の顔を見たらクラスメイトだった、って出だしで。 女装男子の方はこの時点では見られてるの気づいてない。
女装男子は普段は目立つグループの中の普通ポジションなやつ。 それからあんましゃべったことはなかったけど気になっていつも目で追うようになる。 でも決定打とか直接話す機会はなくて。 もっかい、見かけたとこに一か八かで行ってみたら遭遇。女装男子もこの時バッチリ目が合い気づく。
逃げようとする女装男子を捕まえて根暗男子が質問攻め。もう逃げたい泣きたいな女装男子、「何が狙いだよ…」それに対して根暗男子、「え、じゃあ付き合ってください」
めっさおもしろかった!!!
この女装男子がまた、女装が似合わない普通にガタイのいい男子なんだよね! でも根暗男子からするとかわいくてたまらない。 また女装してくんないかなーってつきまとうようになる。 対して女装男子はひたすらこわい。なに考えてんのあいつ、何がしたいの。
女装男子が女装してるときはなんだか魔法にかかったように女々しくなるのがかわいい。普段ふっつーに男子だから余計に。
根暗男子がブレずに気持ち伝えてくるのにもグッときた。惚れてまうやろ!
気持ちの細かい変化が実に見事に描かれてた。 拒否ったり受け入れたりまた拒否ったり、こわい、ドキドキする、女装は好きだがホモではない、言い聞かせる。 自分がどうしたいのか、気持ちと行動がちぐはぐで愛しくなる。
いい買い物した!何度か読み返して今日も脳内でずっと浸ってた。 帰ったらまた読もう!
そしてここにきてドラマCD化してることを知る!!! えええええ欲しい欲しい!!!!
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