じゃがりこを一本口に放り込む。さくさくと軽い音を立ててあっという間に消化器官へ。 …美味しい。定番のサラダ味は飽きが来ずいつまでだって咀嚼していられる。 はやる気持ちを抑えて一本ずつ手を伸ばす。
昼休憩。お弁当を早くに食べ終えた清水は束の間の幸福な時間を過ごしていた。 じゃがりこ一つでお手軽だと思うかもしれないが、清水にとってはこのひと時が本当に楽しみで、 食べたか食べないかで午後のテンションに影響が少なからず出るレベルであった。
そんなことを知ってか知らずか、突如としてこれまでの静寂をぶち破るがごとく、元気な声がそこかしこに響き渡る。
「きぃーーーよこさぁぁぁぁぁんっっ」
それは明らかに自分の名前であることに気づいてはいたものの、清水はあえて微動だにしないという選択肢を選んだ。 ドドドと地響きがしそうな騒がしい足音が近づいてくることに観念して、清水はふっと一呼吸してじゃがりこのふたを静かに閉めるのだった。
手短に、おねがいね。
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田中→潔子→じゃがりこ お題:「私と男」
ジャンルと制限時間入力するとお題とカウントダウンが始まる即興小説をやってみました。 開始と終わりには勝手にツイッターにつぶやかれるので逃げられない上に時間制限もタイムリミットと共に入力不可能になる鬼畜使用。 ガクブルだけどなかなか挑み甲斐のあるものですね。 テンパるけど会話文とかくらいなら15分設定でもいけるかな。
これは初めてなんで4時間設定ではじめましたが作業の合間に書いてるので実質30分の仕上がりです。 きれいにまとめようと思うとマジで頭使います。 暇なときにいいかもしれない。 即興二次小説
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