!佐助崩壊注意
!多分幸佐か幸←←←←←←佐
!佐助痛い子
!現パロ

















朝まず目覚めたら携帯開ける。そしたらそこには画面いっぱいに溢れる笑顔の真田の旦那。思わずそこでいつも俺様ニヤニヤしちまう。だけどこれは自然な現象。いちいち気にしちゃいられない。
そんで次にメールがきてるか確認。真田の旦那であったら即返信。それから携帯のボタンにキスする。何故携帯にキスするかわからないでしょ?どうしてかっていうと、俺様と旦那、二人は一緒にいないのにどうしてかこれ一本で会話が成立しちまう。それってなんか携帯が旦那に見えちゃわない?まるで俺様が旦那にメッセージ伝えるために旦那にピコピコしてる感じがしちゃってさ。だから携帯すら愛おしくなっちゃってついつい携帯にキスしちまうのさ。
でも来たメールが旦那じゃなかったとする。大迷惑だ。ルンルン気分で開けてみたら、はぁ?んだとなんで慶次からメールくんだよ!っていうメールがきたらまず消去消去消去そのメール消去。はらわた煮えくりまくって携帯ぶんなげる。それが俺様の携帯のさだめさ。ってちがーう!携帯の話じゃなくてさ!
次にベットから起きて学校行く準備して弁当二人分作って、それから迎えにくる旦那を待つ。それからかれこれ時間がきたらインターフォンが部屋に響く。まぁ、それは絶対旦那だよね。俺様全力で玄関へと走る。きっとその時の俺様チーターにも勝てるぜこれ本気。そんで扉開ければ可愛い可愛い可愛い格好いい格好いい格好いい旦那がニッコリと笑顔を浮かべて立っている。そして旦那の第一声が

「おはよう佐助!」

この瞬間たまんない!ニカッとした旦那がたまんない!真っ白い歯も、キュッと引き締まった頬も、笑った目尻も、栗色の髪の毛も全部全部全部たまんない!
それから一緒に学校へ行って(周りには近づくなオーラを出しながら)(しかし旦那にはバレないように)(慶次以外はちゃんと近づかない)、互いそれぞれの教室に入る。ってかちくしょうどうして俺様と旦那はクラス違うんだ謀反起こそうかなこの学校に。あ、冗ー談冗談!まさかやるわけないでしょ?旦那が悲しむだけならしないしね!!
休み時間は常に旦那のクラスに入り浸る。授業中は旦那にメール(でも旦那はいい子だから授業中メールはしません旦那って素晴らしい子!!)。昼食は屋上で俺様が作った弁当を一緒に食べる。みんなと一緒なのはシャクだけど、隣はきちんと俺様が居座る(当たり前だよね!)。たまに慶次が来るけど、殺しますオーラ出したら大抵は元親が慶次をどっかに連れてってくれるから邪魔者は居なくなるね!俺様元親は親友だと思ってるよ!鴉くんの次に!それで放課後は旦那の部活を監視。いや間違った。隠れて見学する。キャッキャッしてる女子がいたら視線で排除。たまにけっこうねばる女子がいるからその時はその女子の髪を持ち歩いてるバリカンで刈ろうとそいつに近づく。そしたら元親がすぐ飛んできてその女子をどこかに連れて行く。元親はほんと俺様の親友。ついでにバリカンはこのためにもってたりしちゃう。まぁ被害はまだ一回もない。女子はみんな元親に感謝した方がいいかもしれない。
旦那が部活終わったら俺様はさりげなーく部室前を通る。そしたら100%の確率で旦那は気がついてくれる(何回も通ってみるからね!)。俺様は偶然残っていたんだ、そうだ今から帰るんだけど一緒帰らない?なんて聞いてみる。旦那は「また残っておったのか。そうだな佐助一緒に帰るか」なんて優しく笑って言うんだ!くっそ格好いい!夕焼けbackの旦那格好いい!むしろ夕焼けなんて目に入らねえよ!視界には旦那しかいねぇ!
そんで一緒に帰るんだけど、そんときたまに慶次が視界に入ってくる。ほらアイツ遊びほうけてるからたまに残ってんだよねー。案の定こちらを見つけて走って向かってくるけど大抵そこに元親が走って来て慶次をどっかに連れて行くんだよねー。俺様の殺気をいち早く察する元親すごいと思うんだー。そんな元親は俺様の親友だね。
まぁそんなこんなで無事に旦那の家まで旦那を送って、その後Uターンして過ぎていた自分ん家に帰宅。別に遠回りでも気にしないし夜中旦那一人で帰らすなんて俺様出来ないし!世の中変態さんだらけだもんね!風呂入り終わって晩御飯食べてそれから旦那にメール。返信きたら携帯に飛びつく。返信。携帯にキス。飛びつく。返信。またキス。飛びつく。舌打ち。携帯投げる。飛びつく。返信。またキス。
まぁそれを何時間か続けるね。そしたら旦那がバイバイメールを送ってくる。俺様は泣く泣くこちらからもバイバイかつおやすみメールを送る。
そして眠りにつ―――の前に携帯の待ち受け画面の旦那におやすみ、って微笑む。えへへ。そんで眠ります。






















つまりね!俺様すごく旦那が大好きだわけ!わかる?これって恋だよね?恋なんだよね!?」

「知らねえよ!」

散々佐助の1日(もはや行き過ぎたストーカーのstory)を長々と聞かされ続けていた政宗は腹の底から声を張り上げた。

「え、ちょ、なんでわからないのさ!」

「しゃらーーぷ!てめぇほんとシネ」

「旦那の素晴らしさだけはわかれ!」

「とりあえず慶次の度胸と元親の苦労はわかったぜ」


政宗の深いため息に、佐助はむっとして口を開いた。


「なら旦那と俺様の出会いを話すわ!あれはそう、俺様と旦那が幼稚園生の頃の―――」


What!?まさか幼稚園生からかよ!
冗談じゃねぇ!余計長いじゃねぇか!


政宗は焦り始め、ふっと廊下に視線を移せばそこに神様が通ってきた。







嗚呼神様コイツをどうにかして下さい!







(元親ぁぁぁぁぁ!ここはてめぇに任せたぜ!)

(はぁ?何言っ)

(あ!親友君聞いてよ!あの頃はね、まだ俺様人に冷たくてさ、そんな時旦那が――――)

(政宗ぇぇぇぇぇえ!!何押し付けて逃げやがったアイツぁぁぁぁぁあ)

(ちょ、まだ話終わってませーん!)



これから約二時間後に幸村の部活が終わった事で自由の身を取り戻した元親が死にかけながら転入手続きをしようと決意したのは誰も知らない話だ。














.
元親が可哀想に終わっただけだった。




.
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -