おはなし 7/3 17:04


!フーゴ(13)ブチャラティ(17)
!なんか何が言いたいかわからない
!フーゴがクソガキ








「アンタ、バカなんですか?」
「‥‥‥?」
「バカなんですか?」
「‥‥まぁ、学校は小学校から行ってないから、学歴はないから頭はよくない方だと自分では思うが‥‥」
「そういう事言ってんじゃねーです。そうじゃない。‥‥はぁ、もういい。消えてください。」
「‥‥‥おい、まてフーゴ」
「‥なんですか」
「傷を見せろ。ジッパーで塞ぐ。」
「‥‥いりませんたいした事ないし」
「いいから、ほら」
「いりませんったら!あ、無理やり引っ張んなっこのっ‥‥‥」
「‥‥‥これでよし」
「‥‥‥」
「他にやられたとこは?」
「‥‥‥‥なんで」
「ん?」
「なんで、おれ、アンタの命令聞かないで、単独で行動して、それでしくじってやられてた、のに、アンタ、助けに来たんです‥‥」
「‥‥?理由は特にないが‥」
「あ、頭にこなかったのか?どうして?年下なのに言うこと聞かないボクなんかを‥‥」
「‥‥お前、あれだな」
「‥‥‥?」
「案外、子供っぽいな。」
「‥‥は?」
「寂しかったんだろう?こんな薄汚れたガキの住むところではない世界で」
「なっ‥‥!が、ガキ扱いしないでください‥!」
「‥‥そう、ここはガキが住むところじゃない。お前は、もう、ガキじゃあないんだ」
「‥‥‥説教ですか」
「まぁ、そうだ。次はちゃんと言うこと聞いてくれるな?フーゴ」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥うん、グラッツェ」
「‥‥ムカつくんですよ」
「うん?」
「アンタ、たまに、ボクを哀れんだ目で見たりする‥だから、ムカつくんです‥」
「‥‥俺がか?」
「ええ。」
「‥‥‥そうか」
「たしかにボクはガキじゃない‥‥‥ガキ扱いしてるのは、アンタだろ。ボクはギャングだ。ガキじゃない」
「ああ。」
「だから、ガキ扱いして、哀れむな‥っ」
「ああ。」
「なにも、知らないくせに‥」
「ああ。」
「大人は、みんなそうだ‥っ、だから、嫌いなんだ‥なにも知らないくせに‥知ったかぶって、同情したり、差別したり、‥」
「フーゴ、」
「なんですか」
「わかる、と言ったらどうする」
「わかるはずない。」
「そうか」
「ボク、まだ、13ですよ‥なのにギャングだなんて‥、アンタに、ボクの気持ち、わかる筈なんてない‥‥」
「‥‥‥」
「大人が、わかるはずなんか‥‥」
「おいおい俺は17だ」
「‥‥‥‥」
「なんだその顔は」
「‥てっきり、成人してるものかと」
「アハハッ」
「‥‥ちゃんと調べておくべきですね」
「そうだな。‥フーゴ」
「‥‥はい」
「人を殺した事は?」
「‥‥‥殺しかけた事なら」
「ということは、一人も?」
「あのスタンド、あまり出したくないので‥‥そういうアンタはあるんですか?」
「‥‥‥元はと言えば、殺した事で入ったようなもんだな。この組織に」
「‥アンタ、見かけによらず優しくないんですね」
「そうだな。」
「‥‥‥おかしい人だ」
「そうか?」
「アンタは、全部見透かしてるようで、どこかこわい‥」
「そうか、そいつはこわいな」
「‥‥真っ当に生きればよかったものを」
「そっくりそのまま返すぜ。子供は学校いくもんだ。」
「もういりませんよ。あんな低脳だらけの団体」
「ハハハッ手厳しいな」
「‥なんで学校行かなかったんです?」
「いろいろあってな」
「貧乏だったのですか?」
「まぁ、そうだな。貧乏だった」
「もったいない‥学校行っていたらこんな道進まなかったかもしれないのに‥」
「‥‥‥今日は口数が多いなフーゴ」
「そうですね。おかしくなったのかもしれない」
「?」
「アンタの事が、ほんの少しだけ気になってきました。」
「俺を?」
「アンタの事が、知りたいなんて」
「悪趣味だな」
「ええ悪趣味ですね」
「‥‥‥じゃあな、フーゴ。また明日」
「ええ、また明日。」













「アンタ、12歳でこの組織に入ったんですか」
「ん?ああ。」
「その時に殺人を?」
「ああ、そうだな。二人ほど」
「‥‥仕方がなく」
「ああ、仕方なくな」
「‥‥‥」
「ん?」
「よく12歳で、平気で、この世界で生きていけましたね‥」
「退けなかったんだ。仕方がなかった」
「‥‥‥‥それじゃあ、」



(自ら進んで入った組織で駄々コネてたボクが、よっぽど、12歳のアンタよりも、)
(ずっとずっと、ガキじゃないかよ‥)









――――――
入りたてのパンナコッタは生意気でくそがきで、でも弱虫がいいな!それでね、ブチャラティのカッコいいとこに惹かれていけばいいじゃない!パンナコッタ君はたまに一人称俺とか、ブチャラティにアンタとか、敬語が崩れるとか、そんなんだったらおいしいよね!<モグモグ
たしか、ブチャラティ達が組織裏切るとき、一人称俺を使って‥ましたよね‥?







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