実は俺達…あれなんです。 | ナノ

第二訓

<ペットは飼い主が責任を持って最後まで面倒を見ましょう>


こんにちは、シムラ・シンパチです。早いもので僕が万事屋で働き始めてもう半月。

相変わらず給料は支払われていません。


一応、僕は任務で万事屋に潜入しているので上から経費は落ちるんですけどねジリ貧でも餓死の心配だけはないんですけどね、なんていうか……嗚呼もう、だんだん“元いた時代”に帰りたくなってきた。
だっていくら坂田銀時を護衛するのが万事屋でバイトする目的だとはいえ、なんで確実に自分より10歳は年上の雇い主にわざわざ経費でメシを食わせてやらなきゃいけないんですか!? そりゃ、あからさまには出来ないですから姉上からの差し入れって形ですけど。
あ、姉上は僕のホントの姉上じゃなくて先祖にあたる人です。
まぁでも一応、僕はこっちの時代の志村家に拾われて養子縁組みしてるんで義姉上といえば義姉上なんですが。

話が脱線しました。とにかく僕の今の気持ちは『万事屋でバイト』している気持ちではありません。
寧ろマダオというイキモノを餌付けしているような気持ちです。

歴史上の英雄なんて所詮美化された幻想なんだと学びました。




……あの銀パ、くるくるでさえなければ絹とか偽って売り捌いてやるのに…。


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