実は俺達…あれなんです。 | ナノ

待受画面と風見鶏


くるくる回る風見鶏を見ながら、シンスケがぼそっと呟いた。


「鳥になりてぇ……」


頭大丈夫かなこいつ。


「いや、トウシロウさんだけには言われたくないと思いますよ」

「あ、それ俺も自分で思った。気が合うなメガネ」

「………」


おいおい黙んりかよメガネ、都合が悪くなるといつも無視るよなこいつ。そんなんじゃ世間の荒波渡っていけねェぜ?
ん? ってことは、俺と気が合うと都合が悪いってことか? なんだ、俺と一緒がそんなに嬉し恥ずかしなのか?


「ふ、もてる野郎はつらいぜ」

「突然どうしたんですかシンスケさん。鳥?」

「おぉぅ、シット! これぁ本格的な無視だぜべいべー☆」

「煩いんであっち行っててくれませんか馬鹿リーダー」

「あ? 調子乗んなよクソメガネ。俺ァシンスケの飼い主だぞ」

「……飼い主(ぼそっ)」

「ちょっシンスケさん更に遠い目をし出しちゃったじゃないですかァァァ! だからあっち行っててって、」

「あ、ちなみにそいつ、ケータイの待ち受け俺がトモエちゃん2000の画像に変えといたの気づかなくって、それ部下に見られてドン引かれて落ち込んでるだけだから」

「元凶あんたかァァァァァ!」


 ̄ ̄
とにかくグダグダするのがこの3人の特徴



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