「シンスケこれ見ろ！」

愛しい愛しい俺の恋人は、

「すげェだろ！ 坂田銀時のセミヌード写真だぜ!?」

残念ながら、タイヘンなヘンタイでした。


つーか普通、彼氏に他の男のセミヌード写真見せるか？ そんな嬉しそうな顔するか？
いや、いいんだ。こいつにデリカシーとか期待すんのが間違ってるってもんだァ。こんぐれぇじゃあ俺ぁもう傷付かない。晋ちゃん強い子元気な子。ほら、オールヌード持ってこられるよりよっぽどマシじゃねぇか。

で、「それどうすんだよ」と訊けば……あぁ、そうだ。どうしたんだよ、とは訊かないさ。
だって前こいつ銀時とサウナ行ったっつってたし、“俺らの時代”にゃ高性能超小型キャメラぐれぇゴロゴロ転がってる。
つーか普通、彼氏に他の男とサウナ行ったとか……いや、気にすんな俺。晋ちゃんは強い子だから大丈夫だから。

まぁそんで、とにかくそんな(恐らく)隠し撮り写真をどうすんだと訊けば、




「歴史上の英雄のセミヌードって最低でも１枚１万で売り捌けると思うんだがどうだろうか？」

「あぁあぁああぁぁあぁぁ銀時ィィィィィ！」


￣￣
もちろん本当には売りません。憧れの人なので