うさぎ、ひとり。 うさぎになりたい、と思う。淋しいとすぐ死んでしまうような弱い彼らに、留めようのない羨ましさを感じる。私の心はいつも叫んでる。淋しいの、寂しいの、苦しいの、寒いの、誰か傍にいて、と。貴方は笑うでしょうね。いつも一人でいたがるあなたが何を言うの、と。そうね。好きよ、一人は。でも、独りは怖いよ。淋しかったらすぐに死ねるなんて、羨ましい。私は、淋しくても、寂しくても、独りで生きていかなくてはならないの。 ← 第4回BLove小説・漫画コンテスト応募作品募集中!テーマ「推しとの恋」 - ナノ -