虹の麓
ずっと問い続けてきた
答えの出ない問いを
“ボクの幸せはどこにあるの?”
ぐるぐるとまわる疑問
別に不満があるんじゃない
毎日の生活には
家族に友人 フツウの関係
だけど なんだか違うんだ
生きてる実感がなくて
いつもどこか夢見心地
ボクの幸せはココにはない気がして
夢の中で生きてきた
いつだってそう
幸せは遥か彼方にあって
虹の麓を探して旅に出たんだ
でも 目指した先には
ただその先があるだけ
ボクらはどこへ向かっているんだろう?
どこを目指して歩いているんだろう?
虹の麓には宝物が埋まってる
海の底には竜宮城があるんだって
おとぎ話をつい最近まで信じてた
世界は広い
だからもっと毎日が素敵
そんなとこがあるんじゃないか
ココから目を背けた
未来には楽しいコトが
待っているって言いながら
昔を思い出しては懐かしんだ
今なんて見たくなかった
いつだってそう
幸せはボクのとこにはなくて
周りの人の幸せを妬んで争った
でも それは結局
何も生み出さなかった
ボクでは幸せを掴めないのかな?
ボクの幸せはどこにあるんだろう?
「あなたは幸せね」
何気なく呟いた
キミのコトバが分からなくて
曖昧に微笑んだ
けどキミのコトバが忘れられない
頭から離れない
壊れたCDみたい
いつだってそう
幸せはこの手では掴めなくて
虚しさに唇噛み締めた
でも気づいたんだ
それは当たり前のことだって
ボクらの幸せはココにあるから
今ココにボクらの心の中にるから
前だけを見て歩いていけばいい
だから幸せの中を歩いていこうよ