皮肉な分析家
地球は回る、側に君がいなくても
明日は晴れらしい
永遠にも似た
確かなスピードでずれてゆく
真昼のオアシス
老朽化する細胞は、もう
せめて覚えていて、この涙だけは
無色のオーバーラップ
群青に溺れたい
クロッカスの花言葉
今日という日に誰もが笑っている
シンプルに、ひそやかに
青年は静かに背を向けた
川のせせらぎはあなたの笑い声
必然性である理由
神様は賢者しか愛さない
始まるよ、一夜限りのダンスパーティー
あまりにも異質で、異様
詩人はどこか遠くへ旅に出た
もう嘆くしかない
こんな僕らの日常
守っていたつもりが、逆に傷つけていた
壊れてしまったよ、君のせいで
色をなくして、音をなくして
罰されるべきはわたし
できれば不幸せがいい
自画像など砕いてしまえ
感受性豊かなのね、なんて
権力の前ではまるで非力