最新二話を見ていない俺が影山の息子の再会を楽しみにしている(影山の息子/台本文)

鬼道「アフロディ、貴様、どうして…」
亜風「ああ、鬼道。その節はよくも」ペコッ
鬼道「よくも…?」
音無「兄さん何をしたのよ」コソコソ
鬼道「いや、身に覚えがない」コソコソ
亜風「身に覚えがないなんて失礼だな。それが僕だけを仲間外れにした奴の言うことか」
音無(地獄耳)
鬼道「聞こえていたのか。そもそも貴様とそう慣れ親しんだ覚えはない」ガシ
鬼道「腕を回すな…」
亜風「今夜一緒にバーで飲まないか?もう二年すると総帥の十三回忌だろう」ギロリ
鬼道「………えっ?」
亜風「どうして僕のことを呼んでくれなかったんだい?」
鬼道「あ、あれは貴様が韓国に亡命」
亜風「今の僕は日本国籍と韓国国籍の二つを持っている」
鬼道「いやそれは今どうでも良いから!」
音無「兄さん…?」
亜風「オラ吐いちまえよ鬼道。でないと現役時代の僕が降臨するよ。神に召されたいのか、ああ?」
鬼道「柄悪っ!悪かった!その節は本当に悪かった!」
円堂「春奈、これはいったいどうしたんだ」
音無「私にも良く…キャプテン!どうしてここに?」
円堂「キャプテン…」
音無「あああ恥ずかしいすみません円堂監督でもどうして」
聖帝「大方私が来ることを知って出てきた口だろう?」
円堂「さあ帰ろう」
聖帝「亜風炉は落ち着け」
亜風「おかしくないか。どうして僕、君、不動で行くべき葬式に僕が呼ばれずに佐久間が…?ジャパンで築き上げた友情か?ただの穴埋めか?どちらにせよどうして佐久間なんだ!」ふるふる
鬼道「すまない!それは俺にどうにかできた問題ではないんだ!」
亜風「っ…!では、何故総帥が死んだことさえ教えてもらえなかったのだ!」うるっ
鬼道「すまなかった!」土下座
亜風「僕はお前を許さない!」じわあっ
鬼道「すまなかった!」土下座
亜風「僕は絶対お前を許さない!」ぶわっ
聖帝「あー…円堂守」
円堂「なんだ豪炎寺」
聖帝「私は豪炎寺ではないが、果たしてあれはどうしたものか」
円堂「いや俺も同じこと考えてたんだけど」
聖・円「」くるっ
音無「そこで私に振りますか。私だって同じです」
円堂「だよな」
聖帝(私の見る目がなかったか)
輝「あの…鬼道監督と、亜風炉監督?」
亜風「誰だ君は」ぼろぼろぼろ
鬼道「影山…?」
亜風「影山……?」ぽろっ
鬼道「あ」
輝「え?」ガシ
亜風「君、影山と言うのか?」手を握って跪く
輝「は、はい。影山輝と言います」
鬼道「ちょっと待てアフロディ」ザワワ
亜風炉「影山というのは…?」そわっ
鬼道「待て」ザワワ
輝「僕の、おじです」
鬼道「影山」ザワワ
亜風「 ェェエエンダアアァァアアアイヤアアアアァァァァ!!」ガバッ
輝「ひいっ!?」ギュウ
鬼道「やめろ!奇行に走るな!百八十度回って三百五十度変態だ!」グッグッ
輝「何ですかそれ!?残りの十度は?」
鬼道「これでも通常な部分だ!」キリ
輝「とりあえず助けて下さい!あ」ひょい
亜風「鬼道監督、影山輝をお持ち帰りさせていただきます」
円堂「オイオイオイオイ」
聖帝「待て待て待て待て」
音無「試合は?」
円堂「そのツッコミ今はズレているぞ」
鬼道「よせ…!犯罪に手を染める気か!」
亜風「鬼道監督、総帥の遺伝子が欲しいです」
鬼道「発言が激しく気持ち悪い!よせ!」
輝「おじの十三回忌に招待して差し上げますから帰してください」べそべそ
亜風「よし乗った!」すとん
鬼道「乗った!」
亜風「お前は来るな!」
鬼道「いや七回忌は欠席したから」
円堂「影山こっちおいで」カムカム
輝「何ですかあれ」べそべそ
音無「何かしらねあれ…」
亜風「死ね!」ガシッ
鬼道「うっ!頸動脈を掴むな!」バシッ
亜風「死ねっ!」ガッ
鬼道「心臓のある場所を叩くな!」バッ
亜風「死ねえ!」コカン
鬼道「それは反則だオーマイガット!!」ゴロンゴロンゴロンゴロン
円堂「あれは痛い」
聖帝「あれは痛い」
音無「あれは女でも痛い」
輝「視覚的にも聴覚的にも痛いです」べそべそ
亜風「鬼道!」
鬼道「何だ!貴様のせいでとんだ恥晒しだぞ!そしてまだ痛い」
円堂「痛い」
聖帝「見ているだけで痛い」
音無「見ているだけでないのに痛い」
亜風「試合が終わったら飲もう」スッ
鬼道「アフロディ…貴様」ガシッ
円堂「イイハナシダー」
聖帝「イイハナシダー」
音無「イイハナシカナー?」
鬼道「何て爽やかな声を出しているんだよ死ね」コカーン
亜風炉「ぴっ!」
円堂「怖い」
聖帝「悲鳴が悲痛の域を越えていて怖い」
音無「容赦ない一撃を蹴り上げる兄さんの行為そのものがもはや怖い」
輝「大人が怖い…」



で、実際どうなのよ。俺、超楽しみにしている割には再登場シーンとか基本怖くて見たくない派なんだけど。


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