「何処へ行きたい！」「seaだ！」（GO雷門/ネタ）
夏合宿の最終日、息抜き（と足腰の強化のため）に海へ行く雷門。某大型掲示板のSSに影響されている。人選は三人だけ。
――――――――――
浜野「霧野！」
霧野「おう！」
浜野「あれを見ろ！」
霧野「速水だ！」
浜野「そうだ！」
霧野「パラソル下で涼んでいるな！」
浜野「俺は速水を海に引きずり込みたい！」
霧野「手が必要なんだな！任せろ！」ガシッ
浜野「頼もしい！ありがたき助太刀!」ガシッ
速水「へ?え?」
浜野「さあ、いざ海水浴!」
速水「入りませんよ!俺入りませんよ!」
霧野「問答無用!スタート五秒前!」
速水「ちょっと!待って!」
霧野「五、四、三、二、一ゴーッ!」
速水「わわわわわわわわ」
ザブザブザブザブ
浜野「水が冷たい!だが慣れた!」
霧野「逞しき体躯!評価しよう!」
浜野「感謝する!」
浜野「速水はどうだ!」
速水「ヘッドフォンが水浸しになってしまいます!」
霧野「そうか!すまん!」
浜野「思慮不足だった!すまn」ボシャン
速水「浜野くん!?」
霧野「浜野!お前の身長でこの深さは足が届かなかったか!」
浜野「プハッ、そうだ！仕方ない、戻ろう！」
霧野「いや戻らん！」
浜野「そうか!良かろう!」
速水「良いの!?本当に良いの!?」
浜野「良くない!だが一人で戻るのは厳しい!」
霧野「賢明な判断!さて、もはや俺も爪先立ちだ！」
浜野「何を！俺は浮いている！」
速水「詳しくは俺に掴まっています」
浜野「許せ!」
速水「許す!」
霧野「俺も浮いた!どうする!」
浜野「なら戻ろう!」
速水「いや戻らん！」
霧・浜「なら行こう！」
速水「ありがたき応答！そしてヘッドフォンが濡れた！」
浜野「どうする!」
速水「諦める!」
霧野「潔い言行!誉めて遣わす!」
速水「いや、安物だ!」
霧野「左様か!」
速水「おう！」ザポン
速水「プハ」
霧野「プハ」
浜野「プハ」
速水「沖に入ったぞ!」
霧野「戻ろう!」
浜野「戻ろう!」
速水「よし戻る!」
浜野「しかしただでは戻らぬ!」
霧野「従おう!」
速水「言ってみろ!」
浜野「浅瀬まで水泳勝負だ!」
霧野「勝負だ!」
速水「負けぬぞ!」
浜野「俺はお前に負けるぞ!」
霧野「俺もお前には負けるぞ!」
浜野「ハンデをつけよう!」
速水「卑怯な!だが従う!」
浜野「俺が泳ぎはじめて十指折り数えたら来い!」
霧野「俺が泳ぎはじめて五指折り数えたら続け!」
速水「お前は浜野が泳ぎはじめて五指折り数えたら出るのか!」
霧野「そうだ！」
速水「情が深い！」
霧野「その言葉ありがたく頂戴する!」
浜野「では行ってくる!」ザパ
霧野「行ってこい!」
速水「帰ってくるな!」
霧野「それは酷い!」
速水「すまん!」
霧野「許す!では俺も行く!」ザパ
速水「俺も後から続く!」
速水「いざ行かん!」ザパ
浜野「浅い!」ザパッ
霧野「浅い!」ザパッ
速水「浅い!」ザパッ
「………!」
浜野「同着か!」
霧野「そのようだ!」
速水「お前らやるな!」
浜野「感謝する!」
霧野「お前もやるな!」
速水「感謝する!」