二人の思いを受容相殺=喧嘩(天河原/ネタ)

二人=隼総をボコりたい俺と喜多をボコりたい友人。
※当初、喜多・星降・三波を三年、隼総・安藤・西野空を二年生と勘繰っていた頃に書いた話。


1(「本気なんだな。神童くん」の後)
「負けたのに笑いやがって!お前はなんなんだよ!」
「神童くんは流星群だ」
「何を言っているんだお前は!?」

2(1の続き)
「いつまでも笑っているな!」スパーン!
「えっ…?」
『おーっと?負けた天河原、仲間割れか!』
「解説は黙って引っ込め!」
『おぉぅ…怒られてしまった』
「何をするんだ隼総」ズキズキ
「はっ!あまりに醜い醜態を晒されたもので、ついつい手が動いてしまったようだ」

「オイ止めなくて良いのか」
「今止めに言ったら僕達が巻き込まれるよー」

「大体だよ喜多。お前、三年だろ?これが最後の大会なんだろう」
「ああ」
「なら、何故笑っていられる」
「は?」
「勝ち試合だったんだぞ!それが負けた。普通は悔しがるものだ」
「こんな支配されたゲームで勝っても嬉しくはない」
「!」
「お前頭おかしいんじゃ…」パシン
「さっきの仕返し」
「お前頭おかしいんじゃないのかああぁぁああぁ!?」ガシッ
「取っ組み合いか?受けて立とう」ガシッ

「マズいですよ。よりにもよって公式試合で」
「止めに行くぞ、安藤、西野空」
「参ったな。僕は喜多を押さえることに」
「三波、喜多を頼む」
「おう」
「する…え、そんな。アイツ力強いから嫌なのに…」

「どうしよう。俺のせいで喧嘩してる。俺が点を決めなければ…」
「キャプテンのせいじゃありません!」
「そうだぞ神童」
(うわわわ、殴り合いになってる)

「喜多ァ!」ガッ
「くっ」ドサ
「おかしいだろ!絶対おかしいだろ!」
「隼総もうやめろ」
「邪魔、すんなっ!」バッ
「隙が出来たな!」バキッ 「いって…」つう
「喜多もやめろ!」
「俺に構うな!」バッ
「隙が出来たな!だっけか」ゴッ
「う゛っ」
「俺の口の中切れたよ?切ったよな?口の中切ってやるよ」バキッ
「カハッ」
「隼総!」
ガバッと羽交い締め
「あ゛っ!?クソ、離せ!」バタバタ
「両脇固めろ!」
「よくもやってくれたな隼総…」
ガバッと羽交い締め
「俺もか!」
「星降、やめろ!痛い痛い痛いそれプロレス技。足、足、足がイカレル!イカレル!」ギリギリギリギリ
「最初からそれをやっておけば良かったんじゃないのか」
「ここまで酷い乱闘になると誰が予測した」
「スマン」



サッカー、やろうぜ。


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