89話の会話(不動と鬼道と佐久間/台本文)

俺にはこう見えていたってヤツ。



「練習が終わったらちょっと付き合え」
「何だいきなり」
「お前には関係ねェ」
「なん…だとっ……」
「鬼道くん、体育館裏集合な」
「鬼道、練習終わったら食堂集合な」
「お前はなんなんだよ、狙ってんだろ。そういうのを誰うまって言うんだよ」
「当たり前だろ。まあ、そのなんだ、黙れ」
「二人共黙れ。それから不動、ここに来てまで体育館裏というのは少し、我ながらサムイとは思わなかったのか?」
「うっせぇ黙ってろ!」
「ああ、不動。今、俺は食堂に行くことに決めたぞ」
「お、おい、ふざけてんのか!こっちはなぁ、意を決してだな」
「なんだ、不動。貴様、未だにチームに馴染めてないとか言うんじゃないだろうな」
「っ………!?」
「えっ」
「佐久間、それがコイツにとっての悪い現実というヤツだ」
「ぎゃはははははは!!」
「うわ!佐久間、お前笑い声汚ェ!」
「訂正だ。俺は体育館裏に行くことにする」
「えぇ!!」


俺の理想って何。





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