・バレンは自分のプレイを好んでおらず、ダイヤモンドダストに居続けて良いものか悩んでいる。ダイヤモンドダストのために、チームの皆のために、ガゼル様のためにと頑張ってはいるものの、まるで実らない。ガゼルは彼にとっての絶対神であり唯一神。だが、それは忠誠などとはかけ離れており、歪みに歪んだ期待の塊と言うべきだろうか。 自分のプレイのことに苛まれ、暴力的衝動に駆られる時がある。バレンは自分にそれ程までに自信がなく、その悩みを他人に痛みとしてぶつけてしまうことがどうして悪いのかもわからない。暴力的衝動に飢えたバレンは手に負えないこともないが、酷く荒んでいて誰彼構わず噛みつきそうな勢いを持つ。更に言えば、普段以上の身体能力を発揮し、所謂“完全な状態”になってしまう(全力の状態のことを差す。この状態が常時続けば身体にかかる負担は免れない)。 |