(R)
椿の丸い臀部を左右に割り開いてヒクリと震える窪みに舌を這わす。それだけでイってしまったんじゃないかと思うぐらいにビクビクとわななく椿に少しだけ躊躇してしまう。
「馴らさねーと…いてーから」
「わっ…分かってます分かってますからっ!」
そこで話さないでと消え入りそうな泣き声をあげる。できることならここでやめてやりたいが、俺もここから先に進みたい。俺の中で燻る加虐心が理性を食い尽くしたのも本音だ。
丁寧に舐めた窪みに今度は先を尖らせて挿入を試みる。
「あっ、やっやっ」
嫌だと言っている割には気持ちいいのか中は舌をきゅうきゅうと蠢き締め付けてくる。
「嫌なのかよ」
顔を上げて椿の顔を覗き込むと、バチリと椿の涙の溜まった大きな目と絡む、恍惚とした表情。ヤバイ。
「やじゃないから…困ってるんです…」
ちゅっと耳に響いたリップ音。恥ずかしげに伏せていた睫毛がふるりと揺れ、ふにゃりと笑った椿の顔。
「…っあ……」
暗転。
「ザキさん…かわいっス」
「……うっせえ…ほっといてくれ」
キスじゃ死ねません
(死にたい気分だ。)
(130421)
そーろー赤崎先輩