(会話文のみ)


先程健也から電話が来て、忘れ物したから届けてくれと言われ、休み返上で帝国サッカー部の元へ行く。自分で取りに来れば良いのに…。



「健也ー」
「あーやっと来たか。遅いっつうの」
「それが届けて貰う側の言い方じゃないでしょ。まったく…はい、忘れ物」
「ん、サンキュー」
「成神、誰だその人?」
「ああ、俺の未来の奥さんっスよ」
「マジかよ…」
「成神は年上好きか」
「んな訳ないでしょ!」
「痛って!殴んなよ!」
「誤解を招くような事言わないの!ごめんなさいね、私は健也の姉です」
「お、お姉さんですか」
「成神名前です。健也がいつもお世話になってます」
「あ、いえこちらもお世話に…はなってないな」
「こら佐久間。…すいません」
「ふふっ…いえいえ」
「おい。何を呑気に挨拶してんだよ、ねーちゃん!」
「えー良いじゃない、別に」
「良くない!早く帰れ阿呆!」
「阿呆って言った方が阿呆なんですー」
「あーもう分かったから!早く帰んないとねーちゃんのアイス食うからな!」
「えっやだ!帰る!」
「じゃあね!」
「佐久間くん、源田くん、バイバーイ」
「バイバーイ」
「先輩達、手振り返さない!」
「…成神のお姉さん可愛いな」
「ああ…彼女にしてえ」
「そんな事させるか!」


20100801


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