(※ギャグ)


「あ、おはよー風介、晴矢」
「おはよう名前」
「おう。名前も牛乳飲むか?」
「いらない。私牛乳嫌いだもん」

「ははっ!だから背ぇ伸びねーんじゃねぇのっ?」
「うっさいわね!チューリップ!」


腰に片手を添えて牛乳飲みながら、喧嘩吹っかけてくんなっつうの!しかも朝っぱらから!全く…只でさえ私は朝が弱くて朝は体調がすこぶるほどに良くないのに、更に悪くなったじゃない。どうしてくれんのよ。


「あれー?今日はみんな早いね」

「おはようヒロト」
「おはよ。今日も可愛いね名前」
「黙れビッチ」
「そこは顔を赤くする所だよ?」
「ならんわ、ボケ」


あーあ。また更に体調が悪くなった気がするんだけど。馬鹿ヒロトめ。


「ふー。やっぱ朝は牛乳が無いと始まらねぇな!」
「牛乳は体の恵みと言っても過言ではないだろう」


なんて、オッサン臭い事を私の前で仁王立ちしながら言ってる。仕舞には晴矢は月賦するしだすし…本当にオッサンだわ。中学生でオッサンなんて私嫌だよ…。


「ねーねー俺にも牛乳ちょうだい」
「やだよ!お前にこないだやったら1パック全部飲んだじねぇか!」
「あの悪夢はもう二度と味わいたくないよ」
「だってえ、朝だから喉渇いててさあ」
「そんなの俺たちだって一緒だ!」
「そうだよ、ヒロト。貴様の所為であの日私には悪夢でしかなかったんた」


いやいや、風介。あんたはどんだけ牛乳に命掛けてんのよ。たかが、朝飲めなかっただけでその日1日が悪夢なんて。滅多にない経験だと思うけど。


「大体な!お前はいつだって俺らの分残してくれないからやれないんだよっ!」
「酷い!そんな俺が残虐無慈悲な奴みたいな言い方!俺そんな子じゃないもん!」
「嘘を吐くな、ヒロト。貴様は悪逆非道で残虐無比な奴だろう!」
「増えてる!なんか言葉増えてる!」
「五月蠅いよ名前。黙っててくれるかい?これは私たちと牛乳の問題だ」
「そうだぜ名前!」
「…もう好きにして下さい。私はもう何も言いません」


「俺だって一応、君たちの分も残そうと思ってるんだよ!」
「でも残ってねーじゃねぇか!」
「だって、君たちの胃に収まりたくないって飲食物たちが…」
「んな訳あるか!」
「ヒロト、貴様は間違っている。本当は飲食物たちは貴様の胃袋なんぞに収まりたくないと嘆いているぞ!貴様にはその声は聞こえないのか!」


ダメだ。ツッコまずにはいられない!飲食物たちの声なんて聞こえる訳ないじゃん!私聞えた試しないよ!


「だーもお!こんなんじゃ埒があかねえ!」
「そうだね。そろそろ決着付けようじゃないか」
「飲食物たちに愛される真の男は誰か決着の時だな」


もう風介黙っとけ。風介が喋るとややこしくなるもん。


「じゃあ、じゃんけんで行くぞ」


何故、じゃんけんで決める。


「「「最初はグー!じゃんけんポンっ!」」」
「うわああ負けたああ!」


晴矢がじゃんけんに負けて悔しさの余りに持っていた紙パックの牛乳を投げた。
バシャッ。そのまま私に投げた牛乳が全てかかる。……牛乳臭い。


「…」
「あ、名前ごめん。」
「うわぁ。顔面しゃs「言わせるかああ!!」もうっ何すんのさ風介」
「ナイスだ!風介!」
「貴様今何言おうとした…?」
「だから顔面射se「アトミックフレアああ!!」痛って!痛いよ!晴矢!」


(もう絶対に牛乳買わない)


20100726


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