のー


なんで、伝えたい気持ちほどうまく言えないんだろう。

「ねぇ…おっぱ」(※おっぱ=おにいちゃん)
「んー?どうしたんだー?」

珍しく妹のユナが電話を寄越した。
いつもはウォニから国際電話をかけるのに。
勿論、韓国語で。

「あのね…もし、…もしも…だよ?
私に好きな人出来たらどうする?」
「駄目ッ『好きな人出来た』は禁句だよ!」

「…だから、もしものことだよ…;」

「え〜……相手にもよるけど…」

「…じゃあスジュムおっぱだったら?///」
「えッ!?スジュム!?」
「…〜ッ例えばの話だから!///」

「スジュムなら安心だけど…
でも…やっぱりダメ!ヤダ!」

「あっ…時間だ…ごめん、おっぱまたね!」

ツーッ ツーッ ツーッ…

「あ、電話切れちゃった…」

電話が終われば、スジュムと決めたルールを守るためにウォニは日本語に戻る。

「珍しいな、ユナからかけてくるなんて」

「ん…もしユナがスジュムのことを…
好きだったらどーする?って聞かれた…」

「はははっそれは無いから大丈夫(笑)」
「なんで…?」

「ユリは俺に冷たいからなぁ^^;
それは無いと思う(笑)」

「…ああ…たしかに…^^;
じゃ、だいじょぶだね!」

スジュムの言葉に、安心するウォニ。

「Oh…もう休憩時間終了だ!」
「わっホントだ…!んー次のダンスレッスンは…」

Next#

[TOP]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -