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「次は…ソーマ様VSアグニさん…ですね」
セバスチャンは、二人に声を掛ける


「!?…そ、そんな……!」

アグニは声をあげる

「どうしたんだ?」

「ソーマ様…我が主と戦うなど…いくらなでしこ殿がかかっていても…できません!」

「は……?別に俺は構わんが……」
「いえ!申し訳ありませんが、棄権させて頂きます……!」

アグニの申し出により、ソーマの不戦勝となった。




「次は、私とフィニとなりますが良いですね?」

セバスチャン羽子板を手にとる

「はーい♪」

フィニも羽子板と羽根を構える


「セバスチャンさーん!いっきますよー!」

フィニは勢い良く、バルドを棄権させたあの羽根を打ち付ける

「ふっ……」

それを、意図も簡単に打ち返すセバスチャン

「わぁ…でも、負けませんよ!」

フィニ、負けじと打ち返す

セバスチャンは、フェイントをかけたりスマッシュを打つなどしてフィニに対抗する


「よいしょっ!」

フィニも負けじと、全ての羽根を全力で返す

¨¨¨¨¨

「はぁ…はぁ…はぁ…よいしょ……」

「フフ……」

あれからセバスチャンの作戦なのか、持久力戦に持ち込まれていた

セバスチャンは余裕の笑みを浮かべながら羽根を打ち返す

一方フィニは、息も切れて顔も墨であちこちにらくがきされている


「ふい〜っ……もう、らめぇ……」

パタリとフィニが倒れる

「……ふふ、では私の勝利ということで」

勝者、セバスチャン。


「次は、僕とお前か。ソーマ」

「そうだな、親友だからって手加減しないぞシエル!」

「誰が…(ぼそり)」

二人はもうやる気満々だ


カツーン、コツーン……


「こりゃまた、雅だな」

呟くバルド。

「仕方ないだろう!はじめてなんだ!」

地獄耳だな、シエル。
バルドに言い返している

「別に悪口じゃねぇんだが…;;」


カッコーン!

「なっ!?」

いきなりスマッシュ(?)が炸裂した

「シエル!俺はコツが掴めたぞ!」

ソーマは、自慢げにそう良いながらシエルの顔に墨を塗る。


『フフ……』

思わず笑うセバスチャン

「わ、笑うなセバスチャン!///」

「失礼、坊っちゃんの高貴なお顔に墨なんて……フフフ」

なんだかセバスチャン満足気。


その後も、ソーマがシエルを圧倒的なテクニックで負かし続け、ついにシエルの顔は真っ黒に。





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