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「美味しいぃい!///」

あっという間に年も明け、新年になり、私たちは仲良くセバスチャンさんが作った【おせち】という和食を食べている。


「セバスチャンさん、流石ですよ!ほっぺとろけちゃいます!」

なでしことフィニは、初めて食べる美味しいおせちに興奮気味だ


「これは何ですだか!?甘くて美味しいですだvV」

メイリンが黄色い物体を指差す

「それは、栗きんとんですよ」

セバスチャンはにこやかに答える

「栗ですだか!」


「ほほう!和食も中々美味いな!」

どこから沸いて出たのか、ソーマ。

「…何故おまえがここにいる…?;;」

伊達巻を食べながら、シエル。


「ソーマ様が、セバスチャン殿が美味しい和食を作ったと聞きつけ、どうしても食べに行きたいとおっしゃいまして……;;」

あたふたしながら、アグニ。

「良いじゃないですか!お正月は無礼講なんですからww」

なでしこがニコリと微笑む


きゅんっ…!


「いま、あちこちから胸がきゅんとなる音が聞こえただ!」
「へ?」

メイリンには聞こえたらしい…男達のなでしこの笑顔にときめいた心の音が…


「……さぁ、今日は無礼講なのだろう!?」
ソーマが目を輝かせてセバスチャンに視線を送る


「は、はい……?」

セバスチャンが返事をしたとたん……

「むぐっ!?」

ソーマがシエルの口に酒瓶をつっこんだ

「坊っちゃん!」

セバスチャンが慌ててシエルのもとへ駆け寄る


「はははセバスチャンははは!」

シエルは狂ったように笑い出す

「嗚呼…酔ってしまわれたのですか…;;」
「ははは〜♪」

「ははっ!」

シエルとソーマが笑いながらスキップを始めた

それを見たフィニが……

「ぼ、坊っちゃんスキップ出来たんですね!?」

なんて、何気に酷いことを言う


「あわわわ…;;ソーマ様!……すみませんセバスチャン殿!」

アグニがあたふたしながらセバスチャンに謝罪する


「大丈夫ですよ、無礼講ですし…」

セバスチャンは苦笑いで遠い目。


「執事組は大変だなwwさぁ、俺等も飲もうぜ!」

バルドもどこから持ち出してきたのか高級そうなワインの栓を抜く

「いいんですか!?それヴィンテージものじゃ……」

バルドの行動には流石のなでしこも焦る

「構いませんよ、ただし…バルド、独り占めではなく…皆さんにもお配りして下さい?」

珍しくセバスチャンが優しげに言う


「勿論だ!」

バルドはグラスにワインを注いで回る






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