非･現実奇記
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男｢だけど、信じらんない。目が覚めるまでなんで数年も眠ったままだったんだ？｣
嶺川｢それは私にもわからないわ。そしてそういう境遇のあなたがいることに私は驚いてるわ｣
男｢ああ、頭がおかしくなりそうだ。ちょっと風を浴びに行こう｣
嶺川｢ダメよ！不用心に外に出ると昆虫達に襲われるわ！｣
男｢昆虫？｣
嶺川｢震災後に突然変異を起こした昆虫群よ｣
男｢やはりあれは虫だったのか‥。それより、震災って？｣
嶺川｢やっぱり、あなたは覚えて無いのね。いいわ、話してあげる。｣
嶺川｢2012年3月11日。東北沖を震源とするとてつもない地震が起きたの。その地震で建物がたくさん倒壊したわ。
そしてその直後に日本最大の津波が襲ったの。その２つでたくさん人が亡くなったわ。
そして震災後は相次ぐ天災によって地球は氷河期になって、震災で壊れたたくさんの原発から溢れ出した放射能によってたくさんの生き物が突然変異を起こしたのよ｣
男｢そんな、地球には、様々なテクノロジーとかあって、対処ぐらいできたはずじゃあ｣
嶺川｢今話した一連によって壊滅したのよ。対処が追いつかなくて‥｣
男｢そんな…｣
嶺川｢そして、今のこの日本よ｣
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