・現実奇記

]]


佐「親父達は自分らだけ助かろうとこの地下に逃げていた。部下を殺して食料にしながらな」

圭吾「酷え‥」

佐「お前の右を見てみろ」

圭吾「(右を見る)!!」

佐「それが今回の首謀者達だ」

圭吾「ほ、本気か‥」

佐「ああ、こんなクズは新世界にはいらない」

圭吾「世界を変える手掛かりが‥」

佐「その必要はいらない」

圭吾「!なぜだ!?」

佐「これを見ろ」

俺は佐助が指差した先のモニターを見て愕然とした。
見慣れた街に大量の怪物共が群がっている。

圭吾「そ、そんな‥嘘だ!こんなの嘘だ!」

佐「嘘ではない。では、これを見ろ」

佐助はキーボードで何か打ち込むと画面が変わった。
その画面には…

圭吾「!!嶺川!?み、嶺川が‥」

佐「残念だが、残留組は全滅だ。俺達は、このクズ共のゲームに負けたんだ」

圭吾「そ、そんな、嘘だ!嘘だ!嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!」

佐「嘘ではない。俺も信じたくては無い。だが、これはリアルタイムの事実なんだ」

圭吾「そんな‥そんな‥そんな…」

佐「ついでだが、他のお仲間さんも死んじまった」

圭吾「なんだって!?」

佐「屋上に出た所、大量のプテラノドンに襲われてね」

圭吾「あ……あ…」

[*前] | [次#]




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -