・現実奇記

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地下に続く階段は暗くて足元が見えない。
慎重に下りなければ転がってしまいそうだ。

そして何か突き当たりに到達した。
ドアか?行き止まりか?
いや、こんな所に行き止まりは無い。

壁をくまなく触ってみると、何か突起物に触れた。
これか?引くのか?押すのか?
とりあえず押してみることにした。

(ゴゴゴゴゴ)

壁がすんなりと開いた。
押してよかったのか。

そして中に入ると、そこは電気が通っていて、様々な機械やモニターが作動していた。

圭吾「これは‥!?」

誰かいたのだろうか?
そもそも、なぜ電気が‥?

?「驚いたか?」

圭吾「!誰だ!?」

?「フッ‥俺だ」

圭吾「さ、佐助!?」

なぜ佐助がここに!?

佐「案外早かったじゃないか。だがしかし、全て手遅れさ。ハハハハハ!」

圭吾「なぜお前がここにいる!?」

佐「俺かあ?俺はな、ここの上官の息子だ」

圭吾「何だって!?」

佐「この世界の原因は全て親父達の仕業だ。それを俺は知っていた」

圭吾「お前、何故」

佐「俺が話つけようと思ってな。だがな、親父達は狂っていた。『これが新世界だ。素晴らしいだろう』と」

圭吾「‥くっ」

佐「だから、俺はこの手で親父達を殺した」

圭吾「なんだって!?」

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