非・現実奇記
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圭吾「‥先を急ごう」
ぐずぐずしている暇は無い。
もし自分以外に何かあったら…。
俺は急いで施設に戻った。
やたらと静かだ…。
片っ端から手掛かりを探していこう。
3階の実験室前。
やはり実験室はあったのか‥。
ドアはカードキーとパスワードが必要となっていて簡単に開きそうも無い。
何か手掛かりは‥。
しかし、おかしい。
仲間達とは出くわさないし、怪物も出てこない。
たった独りで潜入してるようだ。
もしかしたら別の階段とか別の階で探索してるかもしれない。
今はこのドアをなんとかしよう。
4階資料室。
荒らされている。恐らくもうすでに誰か探索したのかもしれない。
そのまま部屋を出よう。
恐らく何もない。
(ピー ピー ピー)
後ろから音がする。
振り向いてみると、どうやら奥からなっているようだ。
圭吾「誰かいるのか!?」
返事は無い。だが音は続いている。
奥へ行ってみよう。
(ガサッガサッ)落ちている資料達が邪魔で歩きづらい。
しかし、進んで確認しなければ。
奥にたどり着き、俺が見たものは…。
牟田(ピー ピー ピー)
目を疑った。牟田が上半身だけで死んでいる。
そして何かトランシーバーらしき物を持っていた。
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