非・現実奇記
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武器庫に向かうには一旦外に出ないといけない。
しかし、また何か襲ってきたら‥そんな事考えてる暇はない。
圭吾「ここか」
寂れた倉庫といった所か。
そりゃ長く使われてはいまい。
そして俺は躊躇無く武器庫に入った。
圭吾「これは‥!?」
思っても無かった。武器がほとんど無い。
しかし、よく考えてみれば仕方ない。
外にはあんな怪物がわんさかといるんだから‥。
圭吾「何か、無いか?」
武器庫を探し回り、ようやく見つけたのは小銃と弾薬、そして大きめのナイフ。
期待していたマシンガンやショットガンやバズーカも無い。
みんな必死に戦っていたんだなあ。
しかし、俺は変な事に気がついた。
今までいき倒れた仲間の遺体しか見たことが無い。
つまり、武器庫がほぼスッカラカンなのだから、市街地などに戦闘は出ているはず。
しかし、ここに来るまでに武器を持った人達や軍隊は見なかった。
どういう事だ…。
俺は急激に背中に寒気を感じた。
もしかしたら、自分達はとんでもない物と戦ってるのかもしれない…。
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