ジン幼なじみ設定
ジン→→→→バン
ヤンデレジン君とバン君

バン視点





「バン、いるのでしょ?」
「なに母さん、夕飯できたの?」
「早くジン君のとこに行きなさい」
「はぁ?なんで…」

なにが起こったのか分からず、追い出される。ただ部屋でくつろいでただけなのに。

そういえばジンがなんとかと言っていた。

ジンが母さんになにか吹き込んだのだろう。母さんはジン贔屓だから。
カズ君もいいけどやっぱりジン君よねと言っていたくらいだし。
ジンは大臣の孫でお金持ち。礼儀も正しくしかも顔までいいときた。母さんが気に入るわけだ。
戻っても家には入れてくれないだろう。仕方なしに海道邸を目指した。





「バン君」

海道の屋敷に着いた途端待っていたジンに抱き締められた。
男にハグされても嬉しくないけど、いつものことだし、離せと言っても無駄なのでそのままにしておいた。

「会いたかった」

会いたかったって…さっき学校で会ったじゃん。

「今日は泊まっていくんだろ」
「え、俺準備してきてないよ」

急に母さんに追い出されたから、財布とCCMそれにLBXぐらいしか持ってきてない。
すぐに帰るつもりだったし。

「服とかなら僕のを貸してあげよう」
「いや、いいって…明日用事あるし」
「用事、誰と…?」

ジンの目つきが変わる。

「あ、えっと…一人でどっか行こうって思ってた、かな」
「なら、僕と出掛けよう、バン君」

ジンは良い提案だろと、笑った。

「明日は土曜日だし、バン君の好きなアキハバラに行こうか。僕の家からも近いしね」
「う、うん…」


ジンの機嫌を損ねてはいけない。
そして、ジンの手に握られているナイフを早くしまってほしかった。


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