ジンとユウヤ→バン

ジンとユウヤ双子設定
今回コウスケはログアウト



2.



「ユウヤ、バン君から離れるんだ」
「…やだ」
「今日は習い事があるんだ。サボったりしたらおじい様に叱られる」
「ジンだけいけば」
「ユウヤ!」

ジンの怒鳴った声に驚いたユウヤはバンにしがみついた。

「僕だってバン君と一緒にいたい。でも身寄りのない僕たちを引き取ってくれたおじいさまのこともある」
「えっと、ユウヤ、サボったりしたらダメだよ。お祖父さんの言い付けは守らなきゃ。ジンも困ってるし、今度またバトルしよな?」

ジンとバンに説得され、ユウヤは渋々頷いた。

「…わかった」






「ねぇ、ジン」
「どうしたユウヤ」
「どうしたらずっとバンといられる?」
「やっぱバン君も海道家の養子にするしかないだろう」
「養子?」
「バン君も海道の人間になるってことだよ」
「じゃあ今度バトルで勝ったらバンに養子に来てもらう」

バンの知らないとこで恐ろしい計画が進められていたのであった。



「バン君負けたら海道家においで」
「バン、負けたら家に来る」
「嫁でも構わないよバン君」
「ちょっと待って、無理だから!」


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