大地の陽番外編 | ナノ


 



「今日はいい天気だね!」


ゆきの声が高い空に響いた。


もしも戦闘がアレだったら



望美と朔、そしてゆきは、白龍を伴ってお出かけ中。


「おいしかったね団子!」

「うん、美味しそうに食べる神子は綺麗だったよ」

「えええっ!‥‥‥白龍、有川くん並みにマニアな発言だよ、それ‥‥‥」

「ふふっ、ゆきってば。譲殿と同じ扱いにするなんて、白龍が可哀相よ」


譲がマニアックだと認めているのか、朔。


「何にしても平和だね。平和過ぎて、最近食べ歩いてばっかり」

「そうだねゆきちゃん‥‥‥食後の運動しなきゃ太るかな」

「うっ!!」


望美がぼそっと呟いた一言に、呻きながらゆきは自分の腹を摘んだ。
ここ最近で増えた気がする摘む腹の厚さ。


「‥‥‥‥‥‥ダイエットしなきゃなあ‥‥‥」


呟いた、時だった。


「ッギャァァァアア!!」

「‥‥‥‥‥っ!!」

「あ、あれは!?」

まもののむれがあらわれた!



「え?怨霊だよね?てゆうか何このナレーション?どこから?」


ゆきはきょとんとしながら朔を見る。


「‥‥‥望美、どういう事かしら?」

「私にもさっぱり?」


満腹の白龍は、いつの間にか路肩で寝ている。


「まるでゲームの戦闘開始の合図みたいですね、春日先輩」

「ゆ、譲くん!?」

「管理人の趣味だそうですよ」

「弁慶さん!?」


一体どこに隠れていたのか、譲と弁慶、景時とヒノエが姿を現した。


「やぁ。奇遇だね、可憐な姫君達」

「ほ、ほんとに偶然だね〜!!こんな所でばったり会うなんて!」


勿論そんな奇遇や偶然なんかない。
こっそり、否堂々とつけていただけ。


「望美さん、そんな事はどうでもいいでしょう?先ずは怨霊達を倒さないと」

「‥‥‥‥‥‥そう、ですね」







共に戦えるのは三人(四人パーティだからね)。
望美は、誰と戦うか悩んだ。


どちらと戦いますか?


      景時、譲、朔と戦う!

      ヒノエ、弁慶、ゆきと戦う!



  
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