おむねにぎゅ

  産まれた時からとは言えないが、気づいた時には太宰は一人だった。一人で色んな相手に飼われて生きてきた。
 何故そんな生き方をしてきたのか。
 今考えると首を傾けてしまう。そんな生き方をしなくとも今思えば生きていけただろうに。なのにかつての太宰はそんなこと考えもせずその生き方だけをしていた。
 それしか知らなかった。とは違う。
 ただ面倒だった。何も求めていなくて、そしてすでに飼われていたから。だから。

 太宰を飼う相手は様々だった。太宰の知る最初の男はロリコンでまだ三、四歳の頃から太宰に性的な行為を強いた。色んなもので幼い太宰の体を飾り付けそれを写真に納めては悦に入っていた。その男は五の頃死んだ。
 男と敵対していた犯罪組織によって殺された。その男たちは太宰を必要とはしていなくて何処かの組織に売られた。そしてまたロリコンの変な男に飼われた。最初の男と似たような男だった。
 その男にはそう長く飼われなかった。その男も殺されて、殺したのは異能者だった。異能者は太宰も殺そうとした。だけど殺せなかった。人間失格。太宰の異能が太宰の命を守り、そして太宰を突き落とした。
 高い金で売られた。
 そこではただの鑑賞品にはなれなかった。触れさえすれば良い異能の力を都合よく使われた。沢山の犯罪に荷担し、そして沢山の人の死をみた。何時の頃からか太宰自身が刃を握り血を流させた。冷たい塊を幾つも作った。
 その組織も滅んで太宰はいくつかの犯罪組織の間を渡り歩き、そして森に出会った。
 それから……まともとは言いがたいがまともな生き方をし始める。
 過去の出来事は今はもうない遠い日の出来事に変わろうとした。だけど変われないこと、ついて回る過去があった。
 飼われ続けていた幼き頃、長いこと続いていた性的な躾。男に抱かれ好き勝手されてきた体は男を求めるように作り替えられていた。
 男達が触れずとも太宰の体は勝手に発情するようになっていて。
 森に拾われてからもそれは治まることなく、発情する度沢山の男に抱かれてやり過ごした。熱をもてあまし快楽を求め続けるよりもその方が良かった。森の手から離れても同じことを繰り返した。二年たって探偵社に入った後も。
 だってそうしないと壊れてしまうから。


 太宰にとって必要なことだったのだ……。


 冷めた。とても冷え氷のような冷たさを持つ銀を見つめる。まるで刃みたいに鋭い。それにいっそ斬られてしまえばいいのにとそんなことを思った。頭のてっぺんから爪の先まで。真っ二つに斬り捨てなかったことにしてくれたら良いのにと。だけどその願いは叶わなかった。今。相手の腰にはなにもない。手に届く距離はにあるが……、あってもそんな事はしてくれないだろう。
「何をしていた」
 低い声が聞こえた。
 抑え込んではいるが怒っているのはハッキリと伝わってくるようなそんな声。相手は常から少し怒っているように見えると言えどそんなものの非ではなかった。
「分かりませんか」
 答えるのが少し遅くなった。
 でもそれは相手に圧された訳ではなく単純にぼんやりとしていたから。つい先程までやっていた行為のせいか考える事が殆どできていなかった。
「何をしていた」
 もう一度問われるのに口元があがる
「分かりませんか。セックスはしたことがないのですか?」
 目がつり上がった。表情が怒りの形を作る。般若のようだ。そう思ったそれを恐ろしいとは思いながらも太宰は自分の言葉を取り消そうとまでは思わなかった。首を振りふふと笑う。
「そんな顔をしないでくださいよ。ちょっと聞いただけじゃないですか」
「聞いたことで怒っていると思うのか」
「違うんですか?」
「……何をしていた」
「セックスですよ。そこの男たちに抱かれていたんです」
 太宰の細い指先が地面を指し示す。
 ボタボタと血が地面の上に落ちる。ぽちゃんと落ちた一滴が白い太股を汚した。つぅーと流れ股の間に流れる白い液体と混じりピンクに変わる。
 太宰が指差した地面には下半身を丸出しにした男達が倒れていた。その近くに刀が突き刺さる。全員息絶えていた。
「貴方は何を」
 何処かぼんやりとした軽やかな声が聞いた。
「また夏目先生に言われて塵掃除ですか。一人で大変ですね」
「……」
「でも何も今日じゃなくても良かったのに。折角の私のお楽しみが台無しだ」
 後少しでいけたのに。
 太宰の手が汚れた体に触れた。濡れた股の間に手を入れる。ピチャピチャと言う音がして赤と白まだらのピンクが泡を立てる。
「……お前は痛いのが好きなのか」
 は?
 太宰から心底信じられないと言う声がでた。目を丸くし、バカを見る目で福沢を見る。
「何を言っているのですが私は痛いのは嫌いだって何時も言っているじゃないですか」
 当たり前の事を聞かないで、その耳は飾りですか。そんな風に声が言うのに信じられないのは福沢の方だった。
「ならばその怪我は」
 声が少し震えた。見開いた目で太宰を見下ろすのにことんと、その首は傾く。
「怪我? 何のことですか」
 赤く腫れ上がった唇はそんな言葉を落とした。福沢を見上げるため曝された首には赤処か紫にまで変色した手の後がしっかりとついている。無防備に晒されるその下にも幾重にも痕があり、赤い血が幾つもの箇所から流れていた。
 それなのに首を傾けた太宰は無垢な目を向ける。きょとんと音がでそうなほどに無垢な目。本当に何も分かっていないそんな目を……。
「何をしていた」
「セックスですよ」
 いっそう震えた声が聞いた。軽やかな声が返す。歪な空間ができていた。二人の間には明らかな温度差があり、異常だった。
「まさか本当にセックスが分からないんですか」
 信じられないと太宰が口にする。信じられないでいるのは福沢なのに。目の前の光景が現実だと認めることを脳が拒む。何が起きているのか考えようとするのを止めてくる。
 それでも考える。ここで思考を停止しては駄目だと無理矢理に動かす。
「分からないな」
「え?」
「私にはこれがセックスには見えぬ」
 口にした言葉にさらに太宰は不思議そうにした
「セックスでなければなんだと言うのですか。男と女が集まってやることなど一つでしょう」
 それ以外何もないと信じきった声が言う。馬鹿げたことだと少し考えればわかることなのに
「こんなものはセックスなどとは言えぬ。
 ただの暴力だ」
 太宰の首が反対側に傾いた。きょとんとしてあははと笑い声があがる。「暴力だ何て誰も怪我なぞしていませんよ」
「太宰」
 福沢の手が太宰の腕を掴んだ。
「どうしました」
「太宰」
 呼ばれた名。強く睨み付けてくる目。太宰の目が思わず福沢から離れた。
「太宰」
 福沢が太宰の名を呼ぶ。ふわりと何かが太宰を包み込んだ。遅れてそれが福沢の羽織だと気付く。
「太宰。帰るぞ」
「へ? 何処にですか」
「家にだ」
「誰の?」
「私のだ」
 何拍か遅れて太宰からはぁという声がでる。何を言われたのか理解できていない太宰の腕には今しがた出来たばかりの真っ赤な手の痕がついていた。



 ぺしぺしと頬を叩いた。
 ぱちりぱちりと瞬きがされる。
「何ですか」
 聞こえてくる声。ぼんやりとしたまま不機嫌な姿を作る。傷だらけだった体は一応の手当てをされて白い包帯が何時も以上に巻かれていた。
「もうやめろ」
 福沢が低く作った声で太宰に言う。
「は? 何がですか?」
 言われた太宰はなんのことだと首を傾けた。
「あのようなことをだ」
「貴方に私の趣味を止める権利はないはずですが」
 極当然と太宰が口にするのに福沢の声がつまる。ぐっと言葉をつまらせるのにほらっと勝ち誇った声がする。 
「……やめろ」
 喉の奥から絞り出すように同じ声を出した。
「何故」
 太宰が問いかける。わからないと言う声で。
「答えられないでしょう」
 勝ち誇った声。止めませんよとその声が呟いて福沢からまた同じ声がでた。
「止めろ」
 二つよりもずっと強くなった声。睨み付けるような目。
「だから「あのようなことはやめろ。己を傷付けるな」
 貴方にと同じことを云おうとした太宰の声が遮られた。強い目。きっと他のものであれば威圧された。だが太宰はそれぐらいでは怯むことはない。己の意思を突き通すことができる。
 でも太宰の動きは止まっていた。
 それはとても不思議な言葉、理解できない言葉を聞いたから。怪訝な顔を浮かべる。何を言っているのだこの人はとそんな声を出した。
「は? 何を言っているのですか。私は傷付いてなどありませんが」
「なら、どうしてそんな顔をしているのだ。そんな風に己の心を何処か遠くにやっている」
「はあ? なにを」
 分からないと声が出る。戸惑いを含んだ声。そんな声を出しながら太宰の顔は無だった。ずっとそう。手当てをされてる間、そして終わってからも太宰はずっと無の顔をしていた。何も考えていないような何処か遠くをみるような顔。
 それなのに傾く首に気付いてなかったのだと福沢は気づく。あんな顔をしながらも太宰は気づいていなかった。それが福沢にはとても怖いことのように感じられた。
「……暫く私の家に泊まれ」
 その恐怖故、福沢は口にした。無の顔をしていた太宰がきょとんと一度目を瞬く。
「嫌ですけど」
「駄目だ」
 さらりと答えた太宰。それに福沢もすぐに否定の音を出す。
「私の事を貴方が決める権利は」
 ないとくちにしようとする太宰。じっとその太宰を見つめる目に口が止まる。
 恐ろしいわけではない。だが何処か言葉を奪う目をしていた。
「なん、ですか」
「頼むから泊まれ」
 すがるような声が福沢からでた。力強くありながらも何かを望む声。否定の声を出そうとして出せず太宰はこくりと頷いていた。

         
 
 福沢から与えられた部屋で太宰は呆然と暇を潰す。
 いまだにどうしてこうなったのかを理解しきれてはいなかった。考えるものの答えがでない。何故社長の家で暮らすことになるのか。しかもやけに世話を焼かれているようなそんな気がする。
 昨日の夜は夕食を食べぬか聞かれ食べないと答えたら、もしおなかがすいたら食べろとおにぎりを渡された。すまぬが今は空いている部屋がなくと福沢の部屋に通され、そこの布団に押し込まれる。もう一つ布団があるのだろうかと思いきや布団は一つしかなく福沢はその辺に座って寝ようとする始末。私が寝ますと言うのに頑なにそれは却下され続けその状態で朝を迎えた。
 朝になると福沢は朝御飯を作り太宰にも食べるか聞いてきた。お腹がすいてなかったので辞退する。その後部屋の片付けを始めた福沢。そんなに散らかってる訳でもないのに布団を干し掃除機をかけ拭き掃除などもして念入りに掃除していた。そんなにしなくても大丈夫ですよ。どうせ住むの私ですし。そう太宰が言葉にするのに福沢は少しの間太宰を見てからそれからまた掃除を始めてしまった。
 綺麗に掃除されこれからしばらくはここで生活しろと渡された部屋。服などは共に取りに行った。と言っても荷物は一人で持ち運べるぐらいしかなかった。食器と箸が一つずつに洋服を何着か袋に詰めれば終わりそれ以外は部屋の中には缶や酒瓶、その塵ぐらいしかなかった。何故かそこでも大掃除が行われ、福沢の家に帰る道すがら食器や服を幾つか買い与えられる。
 夕食を食べるよう誘われそれも事態して太宰は部屋に。
 殆ど太宰はなにもしていないと言うのに酷く疲れている気がした。多分福沢の行動理由が分からないのが原因だろう。何でこんなことするのかずっと考えて疲れてしまった。
  もう考えるのは止めよう。
 太宰はそう決めた。考えても理解できない奇妙な相手。そう思うことにしようと。それがきっと楽な方法だと

        

 太宰と暮らしだして一ヶ月後。
 真夜中、福沢は誰かが動く気配で目が覚めた。誰かとは一人しかおらず急いで気配のする場所に向かう。玄関近く、太宰が何処かに出掛けに行こうとしていた。
 その手を掴む。
「何処に行くつもりだ」
 福沢が告げるのに太宰が嫌そうな顔をした。その顔は何処か赤い。
「何処でもいいでしょう」
 不機嫌な声が答える。
「また抱かれに行くつもりか」
「それがどうだと言うんです」
 その声に対してまた一層低い声がでた。睨み付けるのに太宰は貴方には関係ないでしょうと冷たく口にする。離してと声が言った。
「駄目だ」
 握りしめる手に力が籠る。何がなんでも行かせないとするのに太宰の顔が歪んだ。
「貴方にそんなことを言われる謂れはない。私は好きなんです。セックスするのが好きでだから」
 太宰の口から言葉が出ていく。不機嫌な色。人の楽しみを奪わないでとその声は口にしていた。だけど。
「何をするんですか」
 もごもごと籠った太宰の声が聞こえる。これ以上聞きたくなくて、何より言わせたくなくて福沢は太宰の口に己の手をあて塞いでしまっていた。じいと見つめる銀灰色の瞳。
「好きならなんでそんな顔をするのだ。嬉しそうなどでは全然ない。むしろ恐れているように見える」
「そんなこと……」
 びくりと太宰の肩が跳ねた。平静を保とうとしていた瞳が揺れる。お前はあの行為を嫌っているのではないか。福沢の声がとう。何処か折れずに真っ直ぐに聞こえてくる声は聞き間違えることを許さず、太宰の中に届く。
 太宰の顔がぐしゃりと歪んだ。
「だって、だって……こうしないと私」
 ひゅっと短い息が出る。呼吸がうまくできていない。ひゅっひゅと掠れたような息。その合間にも太宰は何かを云おうとしていた。
「太宰」
 太宰の様子に慌てた声で名を呼ぶ。一度落ち着かせようと肩を抱き締め話すな。まずは呼吸をと声をあげる。だが太宰は放すのをやめなかった。手が福沢の腕を掴んだ。冷たい手だと知っているそれは今は酷く暑くその熱が着物越しにも伝わってきた。
「熱いんです。熱くて熱くて。変になる。欲しくもないのに欲しくて、ないのが寂しくなって求めてないのに辛くて悲しくて、苦しくて……嫌なの」
 何を言っているのだと戸惑った声が太宰の名を呼んだ。その響きに太宰の顔が悲しげに歪む。嫌なのと声がした。
「嫌なんです。欲しくて。誰かに抱かれていないと体が熱くなって苦しいんです。息ができなくなってそれしか考えられなくなるんです」
 その感覚が恐いのです。
 捕まれた手はすがるようだった。熱に己を殺されないように。細い腕からは考えられないほどの力。骨が軋む音がした。痛みを感じながらもそんなものはないと言うように太宰をみる。震える体。肩を抱いていた手に力が籠る。何をいっていいか分からなくて、声が出てこない。それでも何かを言いたかった。細い体が安心はできなくとも少しでも力を抜けるような言葉をかけてあげたかった。
 できずにぽんぽんと肩を叩く。
 たったそれだけしかできず、それだけでも太宰はほんのすこしだけ安心したような吐息を吐き出した。ほぅと吐かれる息。その体をぎゅうと抱き締めた。嗚咽のような声が胸元に消えていく。
 暫くしてから太宰がポツポツと言葉をこぼした。
「……昔、開発されたんです。定期的に欲情するように開発されてもう私じゃ止められない。心拍を自由に操れるようになってもそれだけは抑えられなくて……苦しいんです」
 だからと続く言葉。苦しげなそれに太宰を抱き締める腕が強くなった。腕のなかで太宰がみじろぐ。やわい抜けだそうとした。
「離してください」
 小さな、先程までの話よりもずっと小さな声が聞こえた。離してと弱々しく呟く。
「いかなくちゃ、もう、……」
 涙も出てないのに涙に掠れた声が出てくる。
「駄目だ」
 福沢からは強い声がでた。さらに抱き締める腕に力が籠る。何処にもいかさないとその腕がいっていた。
「私は!」
 太宰から叫びが落ちた。行かなくちゃいけないのと続くはずだった言葉は喉の奥で止まってしまった。言いたくないと喉が言葉を通さなかった。
「私が抱いてやる」
「はい?」
 思わず口にしていた言葉。不思議な言葉に太宰は一瞬すべてを忘れたようにキョトンとした顔をした。福沢を褪赭の目が見上げる。まるで子供のような目。己の口からでた言葉に驚きながら福沢はこの子供を守りたいとその無垢な目に思いを抱いた。
 その為になるのならば、
「私が貴殿の熱を治めてやる」
 口にした言葉。太宰はさらに困惑する。何を言われているのかと目を丸くし、理解できないと首を横になる。

中略
 表情を消した亡霊のような顔をしながら太宰は福沢を見つめた。その口許が小さく歪む。
「これから毎回発情する度に抱いてくれるとでも言うつもりですか」
 あれから幾度となくいかされて太宰は身を焼き付くそうとした熱から解放された。気だるく指一本動かせないもののやっと自分のものに戻った体。だからといって良かったとは思えなかった。
 こんなことしてなんになる。今回だけ抱けたとしても今後も続くのだとそんな思いを込めて口にするのに、福沢は真っ直ぐな目でそしてあっさりと答える。
「そのつもりだが」
 はぁと太宰の目が大きく見開かれた。信じられないとその口も開く。
「冗談でしょ」
「冗談のつもりはない」
 でなければ馬鹿なのか。そんな響きと共に太宰からは言葉がでた。帰ってくる言葉は変わらず真っ直ぐな言葉。嘘であるようには思えなかった。本気で福沢は口にしていて。
「何故……」
 理解できないと太宰は言う。じいと福沢を見つめるものは何か未知のものを見る目だった。
「こんなことをして貴方に何の得があるのですか」
「得などない」
 そんなものがあるわけがないと思って聞いて実際その通りのことを口にされる。余計に太宰はわからなくなる。力なく横たわりながらふるりと首を振る。彼女がここまでわからないものに遭遇するのも初めてのことだった。
「では」
 何で、弱い声が聞いた
「それでも貴殿が傷付くのは見たくない。知ってしまったからには貴殿が傷付かないですむ道を探していきたいと思う」
 福沢にとっては当然の言葉を福沢は口にした。さすがにここまでするのはやり過ぎかと思うもののそれでもそれで仲間が傷付かないですむのであればしてやりたいと思った。太宰は福沢にとって大切な仲間であるのだから。
「意味が分からないです」
 太宰が小さく口にする。その姿は迷い子のようだった。汗で濡れた蓬髪。きしんだ髪を福沢が撫でる。そうかと小さな声が零れ、今はまだそれでいいと囁く。その言葉さえも太宰には不思議なものに聞こえて首を傾けた。
 暖かい感触が己に触れるのにこれはなんだろうとぼんやりと考える。



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