「名前が学校に来てない?」

あの名前が倒れてから数日、無事回復して学校に元気に登校してきてた名前は、4日前から急に休むようになってきてしまった。朝迎えに行けば名前がドアから申し訳なさそうに謝るのも、慣れてしまったものだ。その旨を精市に伝えると、精市は首を傾げた。
「本当に具合が悪そうだったのかい?」
「ああ、もちろんだ」
「それは妙だな。俺、わりと毎日夜に名前の家行ってたけど元気だったよ」
「…何だと?」
何故精市が名前の家に毎日…いや問題はそこじゃない。朝顔色が悪かったのは確認済みだ、学校を休みたかったのか?仮病まで使って?
だが学校が大好きな名前の性格上ズル休みはしないと、断言できる。いじめだって友達の多い名前にはないはずだ
と、なると可能性的に名前は朝だけ具合が悪くなる病気なのかもしれない…そんな病気、身近にあっただろうか

「ともかく、最近部活にも学校にも来てないのはやばいと思うから柳が名前に来いって伝えておいてくれないか」
「何故俺に…」
「もうゲームは二人でクリアしちゃったから名前の家に行く用事が無いんだよね」

そういえば4日前は新しいゲームの発売日だったか…
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