どうやらわたしは死んだ拍子に別の世界に飛ばされたたみたいだった。わたしが住んでいた世界とは大きくかわっていて、危険なモンスターもいなければ世界を支配している凶悪な敵もいない。魔法もなければ王様だっていないし地名も違う平和で安穏な所らしかった。
そのかわりこのチキュウにはカガクやセイジ、シュショウテンノウそういった類のよくわからないというものが世をはびっこっている、らしい

幸いにもわたしの使ってる言語と文字、通貨はそれなりに一緒。食文化も似たようなところがあるもののまだまだ見たことないものがいっぱいいっぱいあるみたいだ

ちなみにどうしてこういうことが頭の悪いわたしでも理解できたかというと、死んですぐ気がつけば本のいっぱいあるへやに閉じ込められていて、その本にこの世界の事がかいてあったからだった
しかも全部読み終わって理解しなければ出られないという手紙のオマケつき。
わたしははやくおいしい食べ物にありつきたかったので死に物狂いで読んである程度理解すること数日、やっと出られたというわけである

半信半疑で本の部屋から出ればすむ場所やお金、いろんな必要なものは勝手に用意されていることもわかった。なんともご都合主義なことで。
ここまで何もかもがにわかには信じがたく、夢のようなものだと思ってしまうものの、部屋の窓から眺めていればなんとなくそうであると、信じなければいけないような気がした
これはわたしの勘でもある。


しかしどうしてこんなことになったかはわからない、日頃の行いがよかったのか悪かったのか気まぐれなのか。
なんにせよ前の世界にいた凶悪な敵はわたしの頼もしく信頼できる仲間によって今頃やられてるんだろうなとは思う。多分わたしがいなくても大丈夫だろう、何も心配なことはない。
わたしはもはや旅行気分だった

まず最初に"すーぱー"というところでご飯を大量に買おうと思う

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