わたしの朝は早い。学校に遅刻しないようにということもあるが体力作りのため日が登る前に起床。筋トレ等済ましシャワーで軽く汗を流してから学校の準備。教科書は毎日全部持っていくので特にやることがなかった。制服を着てそこそこ重いバッグを持って家を出る。学校まではこのバッグを持ちながらジョギングだ。重さは特に問題ないが走ると体力がガリガリと削られてバテるため途中で休み休み行く。わたしはいつになったら体力がつくのだろう

そして学校につく。しかしほとんど誰もいない。壁に掛かってる時計を見ると7時…まだ授業が始まるまで1時間30分もある。いつもこうだ
暇なので学校をしらみつぶしに回るが30分しか潰せなかった。まだ1時間もある
もう何もすることがないので教室に行って机で軽く寝ようとした時だ

「ミョウジ!」
「あ、真田さん。おはようご、」
「貴様その服装は直せと前に言ったことを覚えてないのか!」
「…ざいます。覚えてません」
「うむ、おはようだ、ミョウジ。今すぐシャツをいれろ、ネクタイもちゃんとつけるんだ」
「あ〜…ええと、じゃあ直しますので後ろを向いていただけないっすか?」
「わかった、後ろを向いていよう。終わったらチェックをするから声をかけてくれ」
「わかりました」

そしてわたしは真田さんが後ろを向いている隙に逃げ出した。
音を立てないように素早く逃げる事など容易い事である
そして近くの女子トイレに滑り込み、しばらく時間を潰した…といっても座ってただけなのだが。ここのトイレが綺麗でよかった。案の定潰してる最中に真田さんの怒号が聞こえたが、女子トイレには決して男が入れないことを知っているしそもそも真田さんはわたしの居場所を知らないのだ。勝利を確信したわたしだが出たらいつ見つかるかわからないので授業の開始の鐘が鳴ってから教室へ行けば仁王さんに遅刻だ遅刻とはやし立てられた。解せぬ

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