【赤黒ちゃんドリンク】とは…赤司征十郎と黒子テツヤを想像させるようなドリンクの総称である。



思わず、目に留まった、彼の小さな唇が啜るもの


「…テツヤ、珍しいね。バニラシェイク以外のものを口にしているなんて」

「赤司君…母が健康の為に飲みなさいといってお弁当と一緒に持たせられたんですよ…りんご黒酢ジュース」

「…りんご、黒酢…ジュース…」


赤司少年は想像した、赤いりんごと黒い酢…赤い征十郎と黒いテツヤ…赤と黒がミックスされジュースになる姿を。煩悩万歳・多感な中学生の妄想力豊かな頭で現実では未だ叶わぬ想い人との甘い情事が繰り広げられる…


「…素晴らしいな…りんご黒酢ジュース…」

ポタッ…、

「…赤司君、鼻血出てますよ」


それから、赤司征十郎は彼の財力と権力を駆使してりんご黒酢ジュースを買い占めたそうな…。それを愛する黒子へプレゼントしつつ、自分も常飲するようになったとさ。

まるで赤司と黒子が交じり合ったかのようなりんご黒酢ジュース。それを啜る赤司の姿はとてもとても幸せそうだったという…。



■ りんご黒酢ジュースの赤黒ちゃん・番外編


「あれ〜?赤司っち、それ何飲んでるんスか?」

「…お前には関係ない、失せろ駄犬」

「ヒドッ!!…あっ!それりんご黒酢ジュースじゃないッスか!モデル仲間でも飲んでる人多いんスよ。美容に良いらしくて…そんなにいっぱい買い占めているなら、ひとつもらってい、」

ビッ…!!

「触るなぁあぁっ…!!僕とテツヤを飲み込もうとするとは…不埒なっ…!…黄瀬ェ…その腐った喉元をこの刃で切り裂いてやろうか…??」

「えええっ…な、なんなんスか…たかだか、りんご黒酢ジュース如きで、」

「如きだとぉ?!?!貴様…僕とテツヤの愛の象徴であるこの赤黒ジュースを軽んじた罪は重いぞ…?」

「…ひぇっ…!?…たすけて、…く、くろこっ、……キャーーーーー!!!!」


…以上、赤黒ちゃんドリンク事件でした!黄瀬君、お大事に!!



*みんなで飲もう!赤黒ちゃんドリンク!!




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