黒子テツヤを見つめる赤司征十郎の瞳は真っ直ぐ真っ直ぐ一本気
「あの、赤司くん、喉が渇きました。マジバのバニラシェイクを奢ってください」
「いいよ、テツヤの為なら、喜んで」
「よろしければ、毎日バニラシェイクを僕へプレゼントしてくれませんか?」
「いいよ、テツヤの為なら、お安い御用さ」
「じゃあ、赤司くん、いっそのこと、マジバを買収していただけませんか」
「いいよ、テツヤの為なら、僕は何でもするよ」
「……冗談ですよ」
「冗談なのか?」
「赤司くん、冗談通じませんね」
「だって、テツヤだからね」
「え?」
「本気で好きなテツヤの言葉だから、僕は全て本気にするよ?」
本気と書いてマジと読む
赤司征十郎から伝わってくるマジがあまりにも真っ直ぐ過ぎて、黒子テツヤは頬を引き攣らせながらたじろいだ
僕はとんでもなく厄介な人に好かれてしまったのかもしれない、と