書き手として、悟ったこと
2014/01/11 00:52

友達からもらった星座の本を読んで…水瓶座は独創的らしいのです。私の小説擬きは「今まで読んだことない文章」だとか評されることがあるのですが、私自身マトモに小説を読んだことがないし“正しい文章の書き方”なんて全く知らないので自分の思った通りにしか書けません。型通りはつまらないとは根底で思っているのですが、一般的に人々から受け入れられない現実を受け止めるに、私はネガティブ過ぎて自分が嫌い過ぎて、苦しくて辛かったです。自分の首を自分で締めることが自由を手に入れるひとつの手段ではありましたが、思うまま小説を書く度に人の目が人の評価が人の言葉が気になって怖くて、誰かに褒められても嘘だと疑って素直に有難い気持ちを受け取れなかったりする、ひどい悪循環でした。自分の書きたいモノが書けないのはやっぱり辛いのでゴミクズと同レベルの文字並べをして自己嫌悪の繰り返し、自分が苦しいならやめればいいのに、表現したいことが沢山あってやめられない。人に見せなければいいのに、誰かに共感して欲しい。おこがましい、迷惑極まりない、自己中心的思考のカタマリ、本当に最低で最悪で、本当に自分が嫌いだし、そんな私を好きと仰ってくれる方は心が広過ぎて自分と違い過ぎて線を引いたりもして、人間レベルの低さが露わになりますね。中毒のようにやめられない二次創作、小説をマトモに読む方からすれば「ふざけんなクソが」レベルの質の悪さも頭では理解しているので、コッソリと私なりにマトモになる努力もしてはみたのですが読み手の反応から察するに、鳴かず飛ばず。じゃあどうすればいいのか分からなくなって、書いたもの全て消してゼロになりたいとも思い詰めました。しかしながら、リアルでも悩み続きで軽く対人恐怖症っぽくなっていた私へプレゼントしてくれた星座の本を読んで、心の転換を促してくれるフレーズに感動し、二次創作における苦悩も洗い流され始め、心の瞳が前斜め向き最適な方向へむいてきました。

作詞家の阿久悠さんの本より抜粋された、

【僕の書く歌詞は「歌謡曲らしくない」「歌らしくない」といわれたが、その、らしくないことが、自分の個性だと思っていた。】

この言葉が、とても心に沁み渡って、自分が初めて許されたような気持ちになったのです。偉大な作詞家さんとはレベルが天と底なし沼ではありますが、「小説らしくない」私の二次創作の小説でも、それはひとつの個性として堂々として良いのではと感じたのです。水瓶座は変人奇人、独創性の高い方が多く、理解され難いタイプと書いてあり…でもそれが悪い訳でもなく、むしろ新しい世界の扉を開ける可能性を秘めた小さな革命家であるということで、かすかな希望が持てました。以前に夢小説サイトの拍手コメントで「感情表現がおかしいやめた方がいい」と痛烈に批評されたことがあり、一時期文章が書けなくなりました。感情表現には並々ならぬ情熱を注いでいただけあって、その時のショックは未だに引きずっております、正直恨んでもいます、トラウマになったのですからそれは大目に見て欲しいのですが。それがキッカケで夢小説から離れて赤黒ちゃんに出逢えたのは今では良かったのかもしれませんが、心の傷は思ったより甚大でした。それを抱えたままこちらで赤黒ちゃんを書き出して昔からは考えられない位有難いお言葉を頂いたりしましたが、支部さんなどで一点爆撃を受けたりブクマ数などが少なかったり、読み手に受け入れてもらえない現実にまたぶち当たって何度も挫折しそうになったりして。励ましてくれる方の親切なお心も無下にしてしまったり。文章を書くことに対する力不足は勿論、読み手の読み易さを考えて書いていないので、嫌われたり関心を持たれなかったりするのは致し方ないし、人と同じことは絶対にしたくない。そうすると大多数の普遍的感覚から外れてしまうのは当たり前の結果。それを冷静に享受するか否かは私次第。何かを手に入れるには何かを捨てなければいけない。自分なりの感情表現を追求するなら万人受けは諦めるべきです。没個性こそ苦痛で堪らない、“ふつう”こそ私が最も毛嫌いする言葉だったことを思い出して“おかしい”ことを突き詰めて新しい感情表現を見つけ出したいです。そういえば、昔お世話になった相互さんに私のおかしな文章を認めてくれた方がいて、「これからも新しい文章表現を生み出すパイオニアで居てください」とメッセージを頂いたことがありました。そうなれるよう、自分の個性を大切に、これからも赤黒ちゃんの幸せと自己表現、私を支えてくれる方への感謝の為に頑張っていきます。

素晴らしい書き手の方は沢山いらっしゃいますので、本当の小説を読みたい方はそちらを読んで下さると嬉しいです。

もう私は相手の心の中へ良くも悪くも印象に残る小説、いわば詩の延長を書けたらそれで幸せです。

自分にも相手にも、一瞬の感覚しか求めてないので、一瞬の勝負で負け越しても構わないから、ひとりふたりさんにん何人かの方が引き込まれてくれたら超ラッキーですね!







余談ですが…

今なら言えるなぁ、「感情表現がおかしいやめた方がいい」あの方へ

「申し訳ありません、普通の感情表現など全く知り得ませんので、僭越ながらそのつまらない概念を底辺書き手のイカれた私がぶっ壊してやります」


“ふつう”に負けない“おかしい”でいつか勝ってやる






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