夢で逢えたら、


“赤司くん、赤司くん”

“て、テツヤ?あのテツヤが僕に笑いかけてくれている…?!”

“いつも素直になれなくて、すみません…本当は、赤司くんのアプローチに、応えたいのですが…どうにも、恥ずかしくて…”

“…や、やっぱり、そうだったのか…ふふふ、いいんだよ…ツンツンツンツンデレもテツヤの魅力のひとつだからさ…”

“…赤司くんは、優しいですね……”

“…僕の優しさは、テツヤ限定だよ”

“……赤司くん、”

“……テツヤ、”

“…赤司くんっ!”

“…テツヤっ!”

“赤司くんっ!!!”



「テツヤぁああぁあぁああっ…!!!……あ、れ……テツヤが、いない……あるのは、天井……こ、れ、は…夢??……ふ、ふふふ…そうか、なるほど…ふふふふ…、」




プルルルルルルルルルル…ピッ、


「テツヤァッ!!おっはよう!!お前が愛し過ぎて朝の4時に目が覚めたよ…!!しかも夢にまで会いに来てくれるなんて…テツヤが僕を強く想ってくれている証拠だよね!今度は僕がテツヤを迎えに行くから待ってて…!!早くお前の可愛い顔を拝みたいっ…!早朝デートしよう!そうしよう!」

「……赤司くん、朝の4時に迷惑モーニングコールをされた僕の気持ちが分かりますか…?…永眠させるぞクソボケ野郎」


…プツリ、ツーツーツー…





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