未来は僕らの手の中に! | ナノ
00.世界樹の中で

『こんな形になってごめんなさい。私にもう少し力があったら…』
沢山の木々が生い茂る場所で自身の膝の元で眠る少女の髪をなで、その彼女は悲しそうな笑みを浮かべる。

『そうだ。私の一部を付けましょう! きっとあなたの力になってくれるはずよ』
眠っている少女が光に包まれ浮遊すると、少女の背中に大きな剣が現れた。次第に光は強くなり、天に向かって一直線にと進んでいった。

『いってらっしゃいディセンダー。私の愛おしい愛娘…』
光が消えるのを見届けると、女性はその場に倒れ込んだ。







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